価格(見積書)の差が出る要因 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
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見積書の価格がどうして違うのか、という事を書く前にまだまだ説明しなければならない事がたくさんある事にきがつきました。まだまだ説明不足だったんです。各項目については別記事で書きます。

お墓の価格を一定表示出来るのは外柵や燈籠を除く「お墓本体」だけです。



消費者の方々にお墓の価格を伝える時に正確に数字をはじき出す(来店されたり、問い合わせがあった時)事が出来るのは「お墓本体の価格」だけです。

お墓の価格の内容についての説明です



永代使用料(墓地代金ではありません)



お墓本体の価格(外柵・墓前燈籠などを含む)



古いお墓の解体処分費



基礎工事費



お墓の施工費



その他の経費



お墓の価格といっても以上の項目すべてを足したのが「お墓の価格」になるわけです。各項目は条件により大きく価格が異なります。

永代使用料(墓地代金ではありません)



  • 寺院墓地
  • 公営墓地
  • 民営墓地
  • 町内墓地


種類だけでもこれくらいあります。田舎のほうでは自宅の敷地内にお墓を建てていらっしゃる場合もあります。もちろん今では許可がおりません。

公営墓地は競争率が高くなかなか手に入れる事ができません。都会で生前墓が多いのは公共墓地が少なく墓地を手に入れる(永代使用権)のが難しいというのも理由の一つだと思います。

民営墓地は「開発費」がかかっています。その為公共墓地にくらべて(青山霊園など特殊な場合を除いて)価格は高くなります。寺院と不動産屋や石材店が共同開発した墓地は形は寺院墓地ですが実質は民営墓地と考えるべきです。

町内墓地は町内の人しか建てれないので新しく探す時にはほぼ対象外になります。

お墓本体の価格(外柵・墓前燈籠などを含む)



  • 国産材か、外国材か
  • 職人加工か、中国加工か
  • 加工技術が難しいかどうか
  • お墓の大きさ、墓地の広さ


最近は国産材を中国に輸出して現地で加工するという方法がとられていて真壁クラス以上の外国材もたくさんあります。真壁以上の国産材(大島、万成など)の場合はあきらかに価格に差が出ます。

今では自社でお墓を加工している石材店はほとんど見られなくなりました。家族経営の職人気質の店主か大きな石材店が四十九日までに間に合わせるといった場合以外は中国加工です。

日本は「直線美」、中国は「曲線美」を追求します。形的にいうと「シンプル」と「派手」という感じです。浮き出し加工や蓮華加工などは日本の職人がやると経費が高くつきすぎてどうしようもなくなります。

お墓の大きさは墓地の広さに順じます。4坪くらいの敷地に0.8尺の仏石の和墓を建設したらかなり見劣りしますので外柵を回したり燈籠を建てたり見栄えを良くするにはお金がかかります。反対に1m角くらいの狭い墓地ならばおおよその見当はつくんじゃないでしょうか。


「古いお墓の解体処分費」「基礎工事費」「お墓の施工費」「その他の経費」は別記事で書きます。次の記事は「永代使用料」についてです。