ドロドロしたバリ舞踊の裏側 | MaiMai Bali のブログ

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クバヤとバリ芸能が大好きなマンアユの独り言。
バリ島デンパサールよりドロドロのバリ人ワールド・バリ人あるあるなどを一方的に綴ります。
※イジワルな人&大阪弁のニュアンスのわからない人は読まないでね。


久々にバリ舞踊のドロドロしたお話など。

私はいまだにバリ舞踊を細々と続けてるのですが、結婚してからはストイックに練習したりする事もなく、ただの主婦の趣味というか、運動不足解消というか、ストレス解消というか、週一回のお楽しみというか、まぁそんな程度なんです。
歳やし、四十肩やし、膝痛いし、腕上がらんし(;´Д`)ノムリムリ

テキトーにお稽古に参加してテキトーに汗をかいている程度。
どちらかと言うと自分が踊る為というよりは、かわいいチビッ子たちの踊る姿を見て癒されに行っている・・とでも言いましょうか。



もっと上手くなりたい!とか
あの子には負けたくない!とか
ましてや
ペンタス(発表会)に出たい!
なんていう気持ちはこれっぽっちもありません。
(もともと闘争心ゼロですケド)

そもそも子供たちのお稽古場に紛れ込んでいる外国人のおばちゃんですから、完全にアウェー。

昨日の朝、お稽古に行くと、先生から来週のペンタス(発表会)のお知らせがありました。

完璧主義の日本人が聞くと「来週のペンタスを今日知らせるって・・・いつ練習するねん!」と思うのですが、こちらではそんなのは当たり前。
逆に「あと1週間もあるじゃない。」なんて言われてしまうのです。

ここのサンガル(教室)のペンタスは登録制。
そして舞台で踊るのは有料です(お化粧、髪結い、貸衣装代金等込々で50,000ルピア~)

「発表会でこの踊りとこの踊りとこの踊りをします。
出たい人は今から登録してください。
ただし、完璧に踊れる人のみですよ!

と先生が言うと、出たがりの子供達が猛ダッシュで先生の所に駆け寄って行き登録ラッシュ。

もちろん人数制限があるので全員出れる訳ではなく、そこから登録した子供たちのオーディションが始まります。

これがですね、、、、

ひどいの何のって・・・・。

登録条件=完璧に踊れる人のみ

完全に無視!

毎度の事なんですけどね、ちゃんと先生の話聞いてました?てツッコミたくなる。

全然踊れない子が、舞台出たさの為にとりあえずオーディションに参加。

先生もそんな子無視すりゃいいのに、見るに見かねて手取り足取り指導しはじめる。

いやいや、これオーディションですよね?
普通のラティハン(お稽古)になってますやん(-。-;)


↑チェンドラワシはこの中(エントリー16人)から4人が選出。

結局、先生は誰が踊れるかなんて全然見てないワケで・・・・。

じゃぁどうやって選出するの?て思いますよね?

明らかに実力が違う場合は別として、どんぐりの背比べの場合は、もちろんコネクション最優先。

サンガル関係者の家族、友達、カーストの高い家の子供、親がモンスター(口うるさい)の家の子供、親が先生と仲良くしてる家の子供などなど・・・。

えこひいきやコネクションが日常のバリ社会ですから、こんなの日常茶飯事です。

なので舞台に出る子は毎回ほぼ同じ顔ぶれドクロ
他にも上手い子いるのに納得いかへんなー。

でも今回はいつもの関係者の子たちがエントリーしてないので実力で選ばれそうな・・・
まぁ来週の本番で蓋を開けてみるまでわかりませんが。


以前こんな事がありました。

踊りが飛びぬけて上手な色白でかわいい子(Trisna)が新しくサンガルに入ってきました。

彼女が入って2週目に来週のペンタスのお知らせがあったのですが、一人の先生が強力に彼女をプッシュ!

「あなた出なさい!踊れるわよね?ね?」

「はい・・・踊れますけど」

「じゃぁあなた決定!」

大勢が希望する中、たった5人の枠に先生の推薦でしっかり入りました。

彼女は飛びぬけて踊りが上手だったのでもちろん誰も文句は言いません。

が、、、、その当日お稽古を休んでいたサンガル関係者のお嬢さん(Yちゃん)

その話を聞いて「私が出る!」と言い出して、結局Trisnaを引きずりおろしてその枠をゲット。

(こいつ練習も来ないくせに毎回毎回、全てのペンタスに100%出てるんですよね(-。-;)

Trisnaの所には「ペンタスは急遽中止になった」と事務局からウソの連絡が入ったそうな。
ひどすぎる。

ペンタスの翌週、何も知らずにお稽古に来たTrisna

周りの子たちから「なんで辞退したの?見に行ったけど豪華なペンタスで良かったよ」と言われ事実が発覚。

もちろんそれ以来彼女はお稽古に姿を見せなくなりました。

これってねぇ。。。どうなんでしょうかねぇ。。。。

以前のブログ「ずるいバリ女子と大人の事情」 にも書きましたが、全然平等じゃないし、ズルすぎるよね。

オトナの事情とか色々あるんだろうけど、子供の芽を摘むのだけはやめてもらいたい・・・と思いつつもバリ社会ではバリ人のやり方に従うしかなく、毎回もやもやしている「1ガイコクジン」のマンアユです。





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