バリの女の子は小さい時からカワイイカワイイと溺愛されて育ちます。
もちろん男の子もそうなんですが、ここではバリ舞踊を習ってる女子に限定してみますね。
バリでは自分が一番カワイイ、踊りが誰よりも上手いと思ってる女子が非常に多い事に驚かされます(かわいくなくてもそんなに上手じゃなくても・・)
みんながみんなではないですよ、でもプナリ(バリ舞踊ダンサー)はその傾向が強いと思います。
これは小さな頃から親や先生にそう教えられるからなんです。
舞台に立つ時はもちろん、練習でも「私が一番上手!私が一番カワイイと思って踊りなさい!」と教えられるんです。
日本でバリ舞踊を習ってた頃は恥ずかしくて「そんなん思えるかっ!」と思ってましたが、バリに来てから「そう思わないとあの表情ができない」という事に気づきました。
恥ずかしがりやで照れ屋の私は「そんな考えをしなきゃいけないのなら自分にはバリ舞踊は向いてない」と落ち込み悩んだ時期もありました。
でもバリ人の中に入って練習すると、逆に自信なさげな表情で踊っているとめちゃめちゃ浮くんですね。
ガイコクジンでただでさえ目立つのに、これ以上目立ちたくないという気持ちから恥ずかしさを捨てて開き直ってみる事にしました。
と言うワケでバリのプナリは自信満々の子が多く、時には私から見るとたちの悪い女子もいます。
自信満々なんですから、人前で踊るのが大好きです。
そして自分が舞台に立ちたいが為に他人を平気で蹴落とす。
様々なコネを利用して他人を蹴落とす。
今まで各サンガル(舞踊教室)のロンバ(コンテスト)がある度に不思議に思っていた事があります。
そのサンガルに所属していない上手な子(名前だけはあるのかもしれませんがほとんど練習に参加しない子)がロンバの時だけ現れてジュアラ(賞)を奪って行くんだそうです・・・。
大きな舞台になるとそういう子がどこからともなく現れるそうです。
サンガル側としても上手な子が舞台に立ってくれる方が見栄えがいいのでWelcomeなワケです。
マジメに一生懸命練習してきた子たちは本当にかわいそうですよね。
いきなり上手な子が現れておいしい所を取って帰っていくんですから、やってられません。
今回のPKB(バリアートフェスティバル)においてもこのような色々な問題を耳にします。
納得いかない大人の事情で子供達がガマンさせられたり、コネや権力に物を言わせる人たち。
大人としてマジメに頑張ってる子供達の芽を摘むような事は絶対よくないと思うんです。
でもまぁここはバリですから、ガイコクジンの私がとやかく言う問題ではないんでしょうかね・・。
うーん、納得いかない事が多すぎるな、バリは
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