前の記事 の続き。長文です・・・。

長女の泊まったホテルの部屋は
4人部屋で親友Aちゃんと一緒だった。

そのハプニングは長女がシャワーを浴びている間に起こった。

Aちゃんがシャワーの順番を待っている間
裸でふざけているのを同室のGちゃんがビデオに撮ってしまった。
(その前にもAちゃんがトイレで
用を足しているところをそのままビデオにおさめちゃっていた。)

シャワーからでてきた長女はビデオをとっている彼女らを見て
え~恥ずかしいよ~。やめなよ~。
と言うも気分で向上して我を失っている
彼女らの歯止めにはならなかった。

我を忘れてハイになっているイタリア女子を止められるだけの
押しの強さはない長女・・。


ここまでは
「無邪気な悪ふざけ」ですむのだが

一線を越えてしまった。


Gちゃんは廊下に出ていたクラスメートに
男女を問わずそのビデオを見せて回ったのである。

最初はAちゃんもノリノリだったのだが
ビデオを見たAちゃんの親友の男の子E君の一言
「ボクはこのビデオ好きじゃない、なんだかひどいよ。」
で我に返ったが時すでに遅し。

夕飯の時間、レストランホールでそのカメラは
他の2クラス全員の手に渡ることに・・・。

この間、
先生たちはまったくそのことに気づかなかった!

Aちゃんは
翌日ローマへ帰る電車から降りた途端
自分のお母さんに
話がある
と訴えたが
Aちゃんの弟ちゃんが疲れて限界だったので
家路を急ぐことに。

その夜
Aちゃんのお母さんは話を聞いて
友人でもあるクラス代表のお母さんに電話。
ビデオを撮ったGちゃんのお母さんからの連絡を待ち、
来なかったら次の日直接話してはどうか
とアドヴァイスした。

その夜、Gちゃんのお母さんからの連絡はなく
次の朝、
登校時(イタリアの小学校は親か代理人の学校まで送迎が義務。)に
そそくさと去ろうとするGちゃんのお母さんを呼び止めた。

F!(Gちゃんのお母さんの名前)
と呼び止めたら
10秒ほど固まり、
あのビデオだったら、消しといたから
安心して!

Aちゃんの母:
見つけたときになぜ連絡をしてくれなかったの?

Gちゃんの母:
子供がすることなんだからそんな大げさにとらなくてもいいじゃない。
とにかく、娘(Gちゃん)に聞いたら
Aちゃんがどうしてもビデオを消すなって言ったそうだけど?

そしてそのままGちゃんのお母さんは逃げるように
出勤していった。



この二人の母の確執はそこで始まったものではない。

小学1年生の時、発熱で登校してないはずの
Aちゃんと欠席した他の女の子2名が
学校の非常口から出ていくのを見た!
と言い張り、
先生を青ざめさせた。
先生は1時間探し回った後、それぞれの親に
連絡するが、もともと登校してないので電話の受け取った親も
ウチの子は家にいますが、何か?
ということに・・。
Gちゃんはガッツリ怒られ、彼女の親も呼び出しを食らった。

でも、テコでも、私はあの時確かに見たんだから!
と言い切った。

小学2年生の時、
GちゃんはAちゃんと他の女の子2人に
白紙に名前を書いて
と頼み、
その後、その白紙に
お前はひどい先生だ。(Sei una maestra cattiva!)

ぶっ殺す!(T'ammazzo!)

と書き、
丁寧に封筒まで用意し糊で封をし
担任の先生の一人に渡してしまった。

先生は
署名されてる3人が書いた手紙ではないと
すぐに筆跡からわかり
他の生徒のタレこみで
Gちゃんと判明。
さらにこっぴどく叱られた。
この時、他の2人はもうGちゃんとは遊ばない!
と怒り狂ったのに対し、
Aちゃんは、怒っても解決にならない、
Gちゃんにもそんなことした理由があるんだろうから
と、許していた。

学校内ではないが
AちゃんとGちゃんはおなじダンススクールに通っていて
母親同士はそこで面識がある程度。

しかし、Gちゃんの母親は
夏休み中に
祖父母の山の家にいるGがAちゃんと遊びたいと泣いている
どうかそこまで連れて行ってやってくれないか
と頼み込んできた。
Gちゃんのお母さん自身はローマで仕事していて
山の家には週末しか行かない。
あまり親しくもないのに一度に行ったこともない、
面識さえもないGちゃんの
祖父母のところにわざわざ連れていくなんてちょっと・・・。
ということで断ったが
1日の間に同じ内容でその後2回も掛けてきたそうな・・。

このエピソードで
子供のいいなりになってる
ヤバめの母親だと思い
ちょっと距離を置くことを心に決めたそうな。

Gちゃんの餌食になってる同級生は
Aちゃんだけでなく
男の子のF君もGちゃんが扇動して蹴りを入れさせた。
最初はF君のお母さんもGちゃんとそのお母さんに平謝りだったが
後からよくF君&周囲の子供たちに事情聴取したら
かなり毎日毎日「扇動行為」を行っていることが判明。
その間、Gちゃんのお母さんはF君のことをADHDだの
自己制御能力不能のモンスターだの言いふらしていた。

同級生Cちゃんも
シラミがあるから皆、この子近づくんじゃないよ!
と大声で言ってまわり、Cちゃんを泣かせ
先生に咎められたが
実は近づかないように注意させたのは
彼女の母親・・。

Gちゃん母のFBにも
ウチの娘のクラスにシラミ持ってる子がいて
もう近寄らなせないようにしないと!
彼女の友人:え~どの学校?イヤだわ!
と言う内容のコメントが飛び交うのを
友達リクエストを彼女からもらっていた2人の母親が知り
常識を逸脱した点を
この母親に指摘すると
いつの間にか彼女のFBから削除していたそうな・・。

シラミ問題はイタリアの学校ならどこでも見つかるもので
そんなに大騒ぎすることでもないのに
(別に病気を蔓延させる虫ではないので
見つけたら速やかに駆除さえすれば
そんなに騒ぐこともない)
という結論に、私を含め他の親も、達したが
彼女は
私にはなにもかもが恐怖なの!
(Sono fobica a tutto!)
といっていた・・・。
その割にはGちゃんは髪の毛はお尻まであり
髪の毛を洗うのは1週間に一回。
(なぜなら仕事が大変でNon ce la faccio!(そんなの無理!)母親談。)
確かに清潔な髪の毛にしかシラミはつかないといわれている?ので
シラミ対策とはいえるのか???
(シラミ・・最初に見たときは私も死ぬほどビックリしたが、もう慣れた・・。)

いろいろしでかしてるにも拘わらず
外見を理由にGちゃんがいじめにあってると主張。
皆に認めてもらおうと
こういうBravata
(子供や若者がやる虚勢を張るためのけっこうひどいいたずら。)
をしようとするのよ!
と主張。

でも、この母親&父親も
彼女が1年生の時、丸々1年、仕事が忙しいという理由で
祖父母の家(ちなみに彼らの家から車で10分)に
平日預けっぱなしで会いに行くのは週末だけだったそうな。
(現在も預けっぱなしだけど寝るのは自宅らしい。)
親の注意をひこうとしてるのでは??

で、この前
自分の娘の行動を制御できない。
Mia figlia è diabolica! Non ce la faccio piu’!
(私の娘は悪魔的!もうどうしようもできない!)
というコメントを偶然母親の口からきいたところである・・。

Tale madre, tale figlia.
この母親にして、この母親あり。

というように

元凶は母親か・・。


と私を含む数名の親は思うのであった。

その後
急遽
親同士のミーティングが開かれたが
なんだかスゴイモノになって
開いた口がふさがらなかった。

つづく・・。(続きはコチラ「保護者会までの道のり 」)

(長くてすみません・・。
ここまで読んでいただいた方へ
感謝!!)

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