この春、それぞれ進級して中1、小4になった長男・次男。
最近、兄弟仲があきれるほど良くて、さすがの私も苦笑いしています。
「兄弟、仲いいよねぇー。学校行くときも、肩組んで歩いてるよ。」
と、近所のいろんな人に言われます。
ついこないだまで6年生だった長男Gは、一応受験生(落ちました…)でした。
まったく危機感がなくてちっとも勉強しなかったGも、
さすがに1月だけは毎日夜遅くまで塾で自習するようになりました。
夫も夜遅くて、平日家にいるのはKと私の二人きり。
普段はおしゃべりが止まらないKですが、Gがいないだけでやや無口に。
私が話しかけても、気のない返事がかえってくるだけです。
さて、受験前日はさすがにGも早く帰宅してきました。
ひさびさにGが早い時間からいることにKは大興奮!
夕食のときもGにしゃべりたいことが止まらず、ずっとケラケラ笑ってました。
ごはんが済むと「Gちゃん、一緒にお風呂に入ろっ!」。
お風呂が済むと「Gちゃん、一緒に遊ぼっ!」。
とめったに使わないおもちゃをひっくりかえしたK。
さすがに私はキレて、
「K!Gちゃんは、明日、受験なんよっ!Kと遊べるわけないやろっ!
出したおもちゃ、今すぐ片付けなさいっ!」
とKに怒号をあびせました。
ウキウキ気分に水を差されたKは、目をうるませてソファでふてくされ。
GはKに「明日から、また遊ぼうね」と声をかけていました。
そんな様子を見ながら「(KはGがいることがよっぽどうれしかったんだね…)」と
ほろりとした私でした。
だからこの2月・3月のKは、友達との約束よりGと一緒いることを選び、
家で夜中までバカな話をしてもりあがったり、一緒にお風呂に入ったり、
自転車でお出かけしたり、バスに乗っていとこの家に遊びに行ったり、
買い物に行ったりしています。
3月末に、家族で出かけたときも、GとKは私たちの後ろに2人並んで歩いて楽しそうにしゃべっています。
振り返ると、Gのダッフルコートの同じポケットにGとKが手を入れています。
「何してんの?恋人みたいだよ」
と私が言うと、Gが
「だってK君が無理やり入れてくるんだよ!『まあ、いいじゃないの!』って言って…」
Gは嫌がりながらも、Kの手を甘んじてポケットに入れてあげていて、
Kは大変満足そうに笑っていました。