秋田に東北にもっとNLP を!!

心理カウンセラー、マッキーこと

鈴木 マキコです。

 

前回までのお話はこちら


夫が浮気をする時①

    ・

    ・

    ・

前回のお話

夫が浮気をする時⑨  

 


 

 


 

その日から

私と夫の仲は

あからさまに悪くなっていきました。

 

 

私の夫に対する不信感は

日々つのり

 

口数は減り

 

夫を避けるようになっていく。

 

 

 

そして

そんな私の態度こそ

夫のイライラをつのらせ

ますます別の女性に走らせたのでしょう。

 

 

 

夫は休みの日になると

なんらかの理由を作って

外に出て行くようになりました。

 

『ちょっと買い物に行ってくるから』

 

 

とか

 

 

『散歩してくる』

 

 

とか言って

 

 

そんなに長時間ではないにせよ

 

家に居たくない様子でした。

 

 

おそらく彼女に

 

 

電話しにでも行っていたものと

思います。

 

でも、その時は

 

彼が何をするために外出しているのか

確かめるすべがありませんでした。

 

(問い詰めても本当のことを

 

言うはずもなく、

小さな二人を連れ

尾行するわけにもいかない)

 

 

いつもと違う行動が

 

 

何を意味するかを分かっていたとしても

黙って見ているしか

ありませんでした。

 

 

 

 

ある休みの日の出来事です。

 

小さな子供の面倒すらみず

 

外出しがちな夫に頭に来ていた私は

 

その日は外出せず家に居た夫に

 

子供にミルクをやってくれと

お願いしました。

 

 

哺乳瓶にミルクを作って渡すと

 

 

夫は黙ってそれをやってくれました。

 

 

ところが

 

 

その最中

些細なことで口論となり

大ゲンカになったのです。

 

 

夫は持っていた哺乳瓶を

 

 

子供の口から取り上げたかと思うと

床に思いっきり

たたきつけたました。

 

 

飛び散る

 

 

ミルクと

そして哺乳瓶の破片・・・

 

 

さらに彼は

 

 

それだけでは感情を抑えられなかったのでしょう。

 

私に馬乗りになってきました。

 

 

 

ものすごい形相と

 

 

うめくような声。

 

『コノヤロー!』

 

 

か何とか言われた気がしますが

 

覚えていません。

 

押さえられた両手にかかる

 

夫の力が半端ではなく

 

 

 

殺される!

 


 

 

本当にそう思いました。

 

そしてすぐに理解しました。

 


 

本当は首を締めたかったに

違いない。


 

そうとしか思えない

見たこともないような恐ろしい形相で

私をにらめつける夫・・・・

 

 

 

押さえられているのが両手首なのに

呼吸をすることすら

どんどん苦しくなってくるのがわかりました。

 

 

逃れられない状況・・・

 

どんなに必死に抵抗しても

絶対にそこから逃げることが

出来ませんでした。

 

 

 

すると信じられない光景が・・・・

 

 

なんと、

まだ2歳にもならない

言葉すらまだおぼつかない長男が


 

『やめろ! やめろ!』

 

 

と叫びながら

必死になって夫に向かって

足で蹴っているではありませんか。

 

大好きは母親を

必死になって守ろうとする

2歳に満たない長男・・・・。

 

 

その光景は

 

本当に本当に切なく苦しく

原因が私だけではなかったにせよ

 

『なんてことをしてしまったのだろう?』

 

 

そう思えて

 

しかたがありませんでした。

 

おそらく夫も

 

そんな息子の姿に

我に返ったのかもしれません。

 

 

やっと私の上から離れました。

 

 

 

 

 

私は必死の思いで寝室に逃げました。

 

 

止まらない涙・・・

 

 

 

でも私自身のことよりも

 

気になるのは幼すぎる

二人の子ども・・・。

 

 

 

どんなにか耐えがたい衝撃を

二人には与えてしまったことでしょう・・・?

 

 

 

私の心はすでにぐちゃぐちゃでした。

 

裏切られたという絶望的な思い。

 

どうにも修復しがたい私たちの関係。

 

幼い子供達・・・。

 

 

でも、

今だから

こんな風に客観的に見ていられるような気がします。

 

 

 

落ち着いてから寝室から出てみると

 

夫は自分が叩き割った哺乳瓶と

 

床一面に広がった

幼児用ミルクを

拭き掃除している真っ最中でした。

 

 

小さな子供は

まだハイハイすることも多く

さすがにこれではよくないと

思ったのでしょう。

 

 

その

掃除する姿を見て

私は心底

『ザマミロ』

と思いました。

 

 

そんな夫の姿には特に触れず

 

 

 

 

『子供をこの部屋にはなしておくのは危険だから、ちょっと外に出てくる。』

 

 

 

 

私は憎々しげに彼を眺めるとそう言って

 

 

二人の子どもを連れて

外に出ました。

 

 

 

こんな夫の側から

何かしら理由をつけ

少しでも離れていたかったのです。

 

 

続く・・・・

 

 

 

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