塩田剛三の世界 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

本書は合気道の開祖、植芝盛平師に師事し

『不世出の名人』と謳われた養神館合気道設立者、

塩田剛三先生の『合気道修行』と『合気道人生』に、

ご子息である塩田泰久師範の解説を加えた物です。

気持ちが熱くなります。






思えば僕が合気道の開祖、植芝盛平師に師事し

『不世出の名人』と謳われた養神館合気道設立者、

塩田剛三先生の著作である『合気道修行』と『合気道人生』を

読んだのは18歳か19歳ぐらいのことで、『強さ』と言うものに

強烈な『憧れ』を持ち始めた時期でありました。

残念ながら諸般の事情で塩田剛三先生の著作である

『合気道修行』と『合気道人生』(編集およびイラストを描いて

いたのは『刃牙』シリーズの作者である板垣恵介先生であった)は

諸般の事情によって絶版となり、

「塩田先生の言葉は多くの人が読んで欲しいなぁ…。」

と思っていたときに、ご子息である塩田泰久先生との「共著」

と言う形をとられ、再編集されて上梓されたのが

本書であります。

僕個人は幾度となく塩田先生の著作を読み返しているので

その波乱に満ちた生涯や、植芝盛平開祖に内弟子として

過酷な修行に励んでいたエピソード。命ギリギリの真剣勝負など、

改めて読み直してみると、ただただため息が漏れるのでした。

これは武道に限らず全てに当てはまることだと思うのですが、

本書は「何かを極めていく」と言うことの厳しさと歓びというものを

余すところなく伝えてくれて、武道修行者はもちろんのこと、

一般の方にも幅広く読んでいただきたい一冊であります。





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