『特上カバチ!!』公式副読本 大人のケンカ術──「ホーリツ的に正しい」逆襲の作法 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

これをはじめて読んだのは『特上カバチ』がドラマ化

されていたので本屋で偶然見かけたので手にとって

読んでみたのですが、作者の波乱万丈な人生と

『手にではなくて頭に職をつける』

という言葉がすごく印象的でした。





おもしろかったです。一気に読み終えてしまいました。

この本を手にとって見たきっかけというのは、作者が

監修する『特上カバチ』がドラマ化されていたというので、

それで手にとって読んでみたのです。読んでみての第一印象は

この作者ってすごく波乱万丈な人生を送った末に『法律屋』に

なったんだなぁ、ということでした。

父親が母親をことあるごとに定規で殴り、母親が

「もっとやりんさい、もっとやりんさい」

という家庭環境で育った作者は高校を中退したあとで職業を

転々としていたときに当時雇われていた運転代行会社の社長に

された理不尽な扱いのくだりは自分もこの本に書かれている

事に少しに似たような経験をしただけに、ものすごく真実味が

ありましたし、とても人事とは思えませんでした。

一時期は花屋などの職人にもなろうと思ったらしいのですが、

職人として稼げるようになるには作者の指摘どおり、一人前に

なることはもちろん、独立して人を使わなければ儲ける事は

できないという事実に直面し

『手よりも頭に職をつけよう』

と決意した作者は猛勉強の末に海事代理士、

行政書士の資格を取得していきます。

そして、彼のいう

『法律は弱いものの味方ではなく、

「知って」いる人間の味方なのだ』

ということがこの本を読んで改めて思い知りました。

法律がどういうものかを知るためのきっかけには、

すごくいい本です。





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