職人暮らし (ちくま新書) | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

僕は昔、こういう世界に一時、自分の身を置いていたことが

あってそのときの事を思い出しながら読んでいました。

職人の生涯と仕事について書かれた本です。





僕は昔、こういう世界に身をおいていたことがあったので、

この本を見て手にとって見ては見たのですが結局のところ

職人の世界にはにはなじめなく、こうしてここで駄文を

書き垂れてるわけですのでなんともいえませんが、

実際に彼らの世界に飛び込んでいくかと言うことはまた

別の話だとしても読み物として読む分には面白かったです。

書いているのは主に伝統工芸に従事する職人についての

よもやま話なんですが、ここで取り上げられている

職人たちのほかにも現在では職人の職種が横文字の

ものも含めて現在では細分化されすぎていて、

区別がつきません。

ここで僕が覚えている話といえば、技量については

申し分ないのですが、あまりにも融通が利かないので、

暇を出されてしまった一人の職人のことでしょうか? 

自分の仕事に誇りを持っていて、仕事で人に遅れを

とるのは恥だと言う教育を受けている、と言う一文が自分の

心の中に非常に残っていまして。仕事とはこれだけかけなければ

いけないことなのかと読んでいて身が引き締まる思いでした。

悪くない本ですよ。これも。





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