- 先日見たNHKのそばに関する番組を見ていたときに、
- 筆者が出演されていたので取り上げてみました。
- そばの持つ魅力を初心者向けに丁寧に解説した本で、
- とても面白かったです。そばに対するまなざしが
- 変わります。
- この本を初めて読んだのは、かなり前の話になりますが、
- 先日、何の気なしに見ていたNHKのそばに関する番組を
- 見ていたときに、筆者が出演されていたので取り上げて
- みました。筆者は江戸そばの伝統を継承する『更科』『砂場』と
- 並んで「日本三大のれん」と呼ばれる『藪そば』の系列で
- 「上野薮そば」の三代目主人であり、「藪」の系列では初めてと
- なる完全手打ちそばに切りかえて以来、業界の技術指導者
- として活躍中とのことです。
件の番組は本書の内容をダイジェスト化したもので、そばの
- 実のコトから打ち方や切り方。そして食べ方に至るまでのことを
- 紹介されており、本書のことが見ながら思い出され
「あぁ、アレはあそこのことだな。」
と関連付けて考えることができました。
他にも、本書の中では落語の中でそばが出てくる『時そば』や
- そば屋で飲む酒、通称「そば前」は本来『具材』として使用されて
- いるものを応用したものであったり、シンプルなざるそばから
- 具の入った『種物』など、読みながらしゃっきりとしたそばを
- 手繰り、もしくは濃厚な出しの香り漂うつゆをひと口すすり、
- 馥郁たる気分になったことを思い出し、舌からよだれが
- 湧き上がってきたのでした。
本書の中には抑えるべき基本中の基本が書かれており、
- 今後そば屋にこれを読んでから行くと、今までとは見えるものが
- 違ってくることは請け合いです。
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