ブログネタのテーマを物語風にした
ブログネタショートストーリーです
美園と直樹の物語のつづきです
今回のテーマは“浴衣でどこに行きたい? ”
「浴衣デート」 作:macoto
あたしから男の人をデートに誘うのは
初めてのことだからどうやって誘っていいのか
分からなかったけど不思議と直樹とは
話しがスムーズに進んでいく
「花火?」
「うん」
「夏と言ったら花火と浴衣だよなぁ」
…と直樹は自転車のスピードをさらに落とした
「それに海!って最高じゃない?」
直樹とあたしの帰り道が分かれる三叉路で
思わず自転車を止めて同意を求めると
「花火と浴衣と海で三拍子いいねぇ~」
直樹も興味を示して自転車を止めた
「夏休みに連れてってよ♪ねっいいでしょ?」
あたしは直樹の自転車のハンドルを揺さぶって
「…うーん、無事に実習終わったらな?
そのかわり美園も浴衣着てくるんだぞ(笑)」
「やったぁ♪じゃあこの日はどう?」
そう言って花火特集の載ってる雑誌を広げて
江ノ島花火大会を指差す
…それから教育実習も終わり
先生と生徒ではなくなったあたし達は
その後は何度かデートを重ねたけど
直樹は一度も手も触れないまま
花火大会の日がやってきた…
あたしは少しでも大人っぽくなるように
お姉ちゃんの浴衣を借りて
慣れないメイクもして駅の改札で待つ
そこへ甚平姿の直樹が駆けてきた
「ごめん、ごめん、また遅刻だぁ^^;」
「一応、今日もセーフだよ(笑)」
「いつもどおりか(笑)」
あたし達は出逢ったときから遅刻ギリギリだから
お互い遅刻してもいいように待ち合わせ時間を
いつの間にか早めに設定するようになっていた
「おっ!なんか今日は美園っぽくないなぁ
…でも浴衣、似合ってるよ」
この素直さが直樹の魅力だけど
「もうちょっと言い方があるんじゃない?
…ま、いっか(笑)」
「いや…なんつーか色っぽいっつーか…」
「えっち(笑)」
「じゃあ、行こうか」
「うんっ♪」
せっかく江ノ島に行くんだから
昼から行って満喫しようということで
江ノ電に乗って江ノ島に向かう
目の前には海が広がり青い空
江ノ電にのんびり揺られて
辿り着いた夏の江ノ島
今日は一日、浴衣でデート♪
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