美園と尚樹 第3話:教師と生徒のバランス | 『もの想い』macoto

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ブログネタのテーマを物語風にした

ブログネタショートストーリーですニコニコ

美園と直樹の物語のつづきですひらめき電球

今回のテーマはバランスとれてる?


第1話 「出逢いかしら?」はこちらをクリック クリック

第2話 「教室デート」はこちらをクリック クリック




「教師と生徒のバランス」 作:macoto



二人だけの秘密を持ったことで

なんだかあたしの胸は高鳴り

授業中もずっと彼の後姿を眺めてる


キーンコーンカーンコーン♪

就業のチャイムが鳴ると直樹は振り返り


「はい、じゃあ今日はここまで

なにか解らないことがあったら

聞きに来てくださいね」 


教材をまとめて教室のドアから出て行く


慌ててあたしは今朝のことを謝ろうと

教室を出たばかりの直樹の後を追いかける


「せ・ん・せぃ…」


いつものがさつなあたしではなく

ちょっとしおらしく直樹の後ろ姿に声をかける


「…ん?あっ!?」


直樹は振り向くと同時に少し焦った顔をして


「あと…え~と、名前なんだっけ?^^;」


「美園です♪」


「い、いや苗字の方なんだけど…^^;」


「美園って呼んでくださいね♪ぅふ」


とあたしは目一杯ぶりっこしてみせる


「えと、じゃあ美園さん…どうしましたか?」


「はい、あのぉ…今朝はすいませんでしたっ」


あたしは周りには聴こえないくらいの

直樹にしか届かない程の音量で謝った


「あぁ…コレ?」


直樹は頭の包帯を指差し照れ笑いをする


「別にぜんぜん大丈夫だよ^^

それより美園さんは本当に怪我なかった?」


「うん、なんかあたし庇ってくれて嬉しかった」


「まぁ僕も寝坊して遅刻ギリギリだったから

自業自得だったんだけどね(笑)

でもほんと怪我しなくて良かった」


「怪我してたら責任取ってもらってたかもね♪

…なんてね(笑)」


「責任ってなんだよ^^;」


「なんでもなぁ~い♪」


「おいおい^^;」


…いつの間にか二人は自然と笑い合って

不思議と打ち解けていた


「今朝の事は二人だけの秘密だからね♪じゃぁね」


美園は教室へと走って戻って行く


「おい、廊下は走るなよ」


「は~い♪」


美園は振り向かずに右手を挙げて教室へ駆け込んでいった


君と教師と生徒ではなく出逢った運命の朝が

教師と生徒のバランスを崩していたのかもしれないね


二人はあの曲がり角で出逢ったときから

お互いになにかを感じていたのかもしれない


                     …つづく





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--------ここからブログネタ-----------

バランスとれてる? ブログネタ:バランスとれてる? 参加中


美園と直樹のお話の第3話を書いてみましたキャッ☆
この先の展開はまたブログネタのテーマによって
変わって行くと思いますが、また気が向いたら
続きを書きたいと思いますニコニコ

反応が良ければ調子に乗るかもね(笑)

さてブログネタに戻りますが、バランスとれてる?

…取れてませんΣ(゚д゚;)

正直バランスとるの下手なんでどれかひとつに
集中するとそれしか手につかなくなったりするタイプです^^;

なので食べ物とかも結構好きなものとか
続けて食べても気にならないくらい偏ったりするので
なるべくバランスや栄養を考えて食べたりしますニコニコ


だけど体型とかのバランスはある程度は
努力すればバランスいい体型にはなるけど
基本的な骨格とか大きさは変えられないので
バランスを気にするよりも自分らしさを気にしたい

そう願っているmacotoなのでした音譜