熊取6人組の一人 小林圭二氏講演会に行こう! | 旅するとんぼ玉~まあちゃんの備忘録。

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昨日の憲法9条の記事の続きになりますが、
あの太平洋戦争という取り返しのつかない戦争の後、憲法9条という珠玉の憲法ができました。

この憲法9条を持つ日本に、核があるのはなぜか。。?
これは、皆が感じている疑問だと思います。

核の平和利用・・それが原子力発電。。

生まれた時から原発があった私たち世代は、日本に原発があることにそれほど違和感を感じなかった。
・・真実を知るまでは、ね。

私は、若い頃オーストラリアで勉強していたことがあるんですが、
クラスメイトに、「日本には原発がたくさんあるから、核兵器保有国だ!」
「世界で唯一、原爆投下された国なのに、なぜ核兵器を保有するのか??」
と、詰問されたことがありました。

「核・・って。原子力発電所はあるけど、核兵器はないよ~。」
と、答えたら、世界の核保有国の地図を見せられて、核兵器保有と疑われている国の色で日本が塗られており、そこをしっかと指差されました。

これは、日本人は思ってもみないことだけど、世界は知ってる事実。。
かなり衝撃を受けました。

最後にその友人は、
日本は歴史と文化があって、とても興味があるけど、原発があるから行かない。
と断言しました。

オーストラリアは、Nuclear Free Country 原発のない国です。
自然エネルギーをうまく取り入れ、人々の自然環境への意識は高く、自然と共に生きる生活スタイルを皆が愛しています。
大学で、上記のような話が出てきたのも、学生達の意識が高いからだと思いました。
環境問題に関しては、私よりオーストラリアの小学生の方がずっと詳しかった。
地球温暖化に関するレポートを小学生に手伝ってもらって書いたんだもん。(*゚ー゚)ゞ

オーストラリアは、経済発展した進んだ国・・現在の人々が言う所の「豊かな国」ではないかもしれないけど、オーストラリア国民一人一人の生活は豊かだと感じた。

・・ああ、話がずれていくから、これはここまでにして。。

何が言いたかったかというと、

日本はすでに長崎原爆を4000発作れてしまうほどのプルトニウムを普通の原子力発電所で作り出し、さらには分離して保有しています。(小出裕章著「隠される原子力 核の真実 P.44)

そして、福島原発事故の後、テレビでしゃべる解説者や学者の言葉で気になったのは、
「原発の非常に繊細な部分の話になるので・・。国の秘密的な・・うんぬん。。わかるでしょ??」
みたいなこと!
は~は・・やっぱりそうですか。。言えない事がありますか。( ̄Д ̄;;

それに、原発事故以来、テレビにはいかに嘘とごまかしが多いか、よーくわかりました。
ほんと、うんざりしてしまって。。
最近は、新聞をよく読むようになりました。新聞の方がまだ公正よ。
愛媛新聞は、福島事故の直後に広瀬隆氏のインタビュー記事をでかでかと載せたしね。

でも、みんなテレビを見る人はテレビを信じるでしょ?
まさか、テレビが嘘言うなんて思わないよね。

テレビでは、いつまでたっても電力量を保つためには原発は必要だ・・といっている。
でも、実際は、電力は余ってる
伊方原発の広報にも「伊方原発が止まっても火力発電でまかなえます」と書いてあります。

テレビは、日本はエネルギー資源のない国だと不安を煽る。
でも、心落ち着けて周りを見回すと、太陽の光はあふれ、地熱エネルギーもある。
島国だから波力・潮力も期待できる。

一体、誰が本当のことを話してくれるの?
・・と思ってしまいますよね。

5月7日(土)14時~
愛媛県 砥部文化会館ふれあいホールで
熊取6人組の小林圭二氏の講演会があります。

真面目な心ある学者の話を聞きに行きましょう。
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《小林圭二プロフィール》 '39年大連市生まれ。
京都大学工学部原子核工学科卒、京都大学原子炉実験所助手、同講師をへて'03年定年退職。
原子力発電の実用化に夢を抱き原子力を専攻、原子力開発研究者の道を歩み始めた。
やがて、原子力界の矛盾に気づき、70年代前半、四国電力伊方原子力発電所1号建設に反対する住民訴訟の支援を契機に原発反対へと舵を切る。
【主な著書】 「高速増殖炉もんじゅ巨大核技術の夢と現実」七つ森書館 「原発の安全上欠陥」(共著)第三書館他多数