特別だけど特別じゃない私たち。~映画「シンプル・シモン」


のつづきです。

ネタバレ記事なので、まだ映画を観てない方は

まず、

アップリンクファクトリーへ!



シモンのお兄ちゃん、サムは

本当に弟シモンを愛していて

恋人との暮らしにもシモンを割り込ませてしまうほど。


「私より弟を選んだ」と言わせてしまうほど、

面倒見まくっています。

シモンの持っているパスケースには

兄サムの写真と連絡先とメッセージ

「弟が迷惑かけてすみません。

アスペルガーのためです。

壊したものがあれば直します」



シモンはシモンの生活の中でイェニファーという女の子と出会って

仲良くなるのですが

サムはそのことすら信じられない。


「何が目的だ」

「あいつは人になんか興味があるはずない」

それをきいて

イェニファーはむっとするわけです。

だって、

「きみのことをもっと知りたい」ってシモンが言ったから。

そしてじっさい、二人のあいだに

つながりがあったのだから。


サムは本当に弟が大事で

世話をして愛してきたけれど

そのやり方は弟シモンを

「誰かが助けてやらないとダメな人間」

として規定していっていることに、サム本人が気づいていない。



さあ、ここでも

前の記事に書いたとおり

特別でない私たち、がこの映画に描かれています。


自分の子どもやパートナーや、

少し気弱だったり抜けてたりする友人を

こんな風に規定してしまっていないでしょうか?


「この子はまだ小さいから」

「この子はうっかりしたところがあるから」

「あの人はこういうのダメな人だから」

「あなたはこれが苦手でしょ」


・・・・・


悪気なく

時に愛ゆえに

時には、、、、自分の有用性を保つために


私たちは、身内に制限をかけていきます。


そして、

身内に制限をかけられ続けています。


カウンセリングのメイン作業のひとつでもあります。

私は

制限をはずす、または、呪いを解く

などと呼んでいます。




母親やめてもいいですか/山口 かこ







¥1,512
Amazon.co.jp


この本、以前にも紹介しました。

主人公は娘のたからが発達障害だということで

「この子は人の気持ちがわからない」

と規定してしまいます。

でも、「そんなことないんじゃないの?」と告げるのは

主人公がずっと「あの人は人の気持ちがわからない」と

規定してきた、自分の母親だったりします。





自分で自分にかかっている制限をはずすプロセスを描いた

この本もおすすめです。


呪詛抜きダイエット/田房 永子


¥1,080
Amazon.co.jp



紹介記事



私だったら


ichikoは・・・・


nikoは・・・・・・


I氏は・・・・・・・・


めっちゃ制限をかけていることに気づく。


制限かけて、規定して、文句を言っているのだ。


さあ、

自分自身と

身近な愛する人への制限に気づいて、

ひとつひとつはずしていきましょう。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


自分にかかっている制限を外したい方

身近な人にかけている制限をやめたい方

個人セッションはこちらから




ココロの声を聴く、聴き方

ブライト・リスニング本講座9/7スタート