仕事上のお話しですが、「信頼」について考えさせられることがありました。新たに仕事で関わりを持たせていただくにあたっては、当然、相手の実績などは知っておきたいものです。ただ、それがあまり細部にまでおよぶと信頼されていないのかなあ、などと感じてしまいます。
逆に細かいところの話しはほとんどなく、「とにかくまかせた」なんて言われると、採算度外視でがんばらせていただこう、なんて思えてきます。まあ、このへんはその人の性格による部分も大きく、どれがいいとか悪いとかではないところですね。
ただ、感じたのは、人が持てる力をフルに発揮できるかどうか、120%の力まで発揮しようとするかどうか、は「信頼」がひとつのキーワードになるのは?ということ。
いま、別の仕事である方と一緒にすすめているものがありますが、無条件に信頼してもらっていることを感じられます。また、こちらも相手に絶対的な信頼を置いています。
これは契約がどうのこうのといったところではなく、結局は人対人の部分のことなのだと思います。一緒に仕事をすすめていること自体が楽しく、それが報酬のような気にさえなるので、お金はあとからついてくればいいや、といった感じになっています。(ついてくるかどうかはわかりません・・・)
自分自身は人にあれこれと細かく指示をされるよりは、まかされたほうが力を発揮するタイプだと勝手に思っています。また、人に対しても、その人の得意なところについてどんどんおまかせをしていくほうです。そのほうが人は伸びていくような気がしています。このへんは、カウンセリングやコーチングの基本的な考え方と同じですね。
ただ、これも一概にはいえず、お尻をたたいたほうが伸びるというタイプも当然いますが、根本に「信頼」があるかどうかというのはひとつの大きなポイントになるような気がします。
金八先生の歌の一節に「信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷つくほうがいい~」というのがありますが、自分自身そんな状態にあるかと問えば、そんなことはなく、まだまだだなあと感じた日でもありました。