この記事は、連載物です。
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ドゴン・トレッキング南側の入り口の村カニコンボレから次の村テリまでは徒歩。
わずか3km程度の道のりなんだけど、写真の乾燥状態からもわかるように
気温が40℃近くまで上がるので、結構体力消耗します。
そして、たどり着いたテリの村。
この村には、ドゴンがなぜ世界遺産に登録されたのか如実にわかるものがあります。
それが、こちら。
崖の真ん中に、なんだか四角い石がニョキニョキ生えてるの、わかります?
もっと近づいてみましょうか。
まだ、よくわかんないかな?
じゃ、もっと近くまで。
…実はこれ、ドゴン族が以前住んでた村の跡なんです。
現在は、崖の上や下に集落を作って移り住んでるけど
ドゴン族は、その昔イスラム教に改宗することを拒み、西から追いやられてきた部族。
敵が攻め難いように、崖の真ん中に住むことによって、自分達の身の安全を図ったというわけです。
この写真のほうが、村だったのがわかるかな?
崖上部に幾つかの壷?みたいなのが見えますが、これらはかつての食糧庫。
ここに、村の食物(主に穀物)を保管してました。
上層部の崖が屋根のように、せり出してます
白・黒・赤は、ドゴン族にとって神聖な色。
これらの色によって記された小屋は
その村一番の長老(司祭)の家…だったはず。 説明されたけど忘れちゃった(^o^;)
こーんな模様がある家も。
左から蛇、馬に乗る人、弓矢で、これらはドゴンの芸術(?)作品でよく見られるテーマです。
さて、これは何でしょう?
正解は…
梯子でした。
この梯子、ドゴンだけじゃなくアフリカの土産物屋さんで実物大がよく売ってるんだけど
カニコンボレの土産物屋でも売られてる梯子
こういうのを土産物として買って、自宅に飾る人っているのかな?
こちらは現在でも使われているトグナと呼ばれる集会所。
議論が白熱してもつかみ合いの喧嘩にならないよう
わざと天井を低くして人が立てないようにしています。
…とまあ、こういったマリ国内の中でも独特の文化を維持するドゴン族。
これら遺跡の跡や独自の文化が、ドゴンが世界遺産になった理由でした。
<つづく>
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