マリ・プライベート旅行記②-カオスでサウナな長距離バス | 海外で働く★女の恋模様

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仕事柄、世界を飛び回ってます。ヨーロッパ→アジア→アフリカと移動した後、またまたアジアに戻ってきました。
ここでも、素敵な出会いがあるといいな♪。

この記事は連載物です。


前記事を読んでない方は、こちら↓からどうぞ。


マリ・プライベート旅行記①ーマリの空港でぼったくられる






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バス乗り場で出会った客引きの兄ちゃん達



ツアーメイトが到着するまでの数日間、私には課された宿題があった。


それは最初の目的地、ジェンネまでのバスを調べること!


ガイドブックによると、ほとんどのバスが幹線からジェンネ方面にそれる道


通称「ジェンネ・カルフール(ジェンネの交差点)」と呼ばれる所までしか行かないらしい。


ジェンネまで行くバスもあるようなんだけど、曜日が決まってて本数も少ないみたい。


できればジェンネまで行くバスのほうが便利なので、私のミッションは




・ジェンネ行きのバスがあるかどうか調べること




を筆頭に、いろんなバス会社があるらしいので




・それぞれのバス会社の出発時間と料金を調べること


・それを、ツアーメイトに連絡して、どこのバス会社を利用するか決めること


・そしてチケットを買っておくこと




の以上4点。


早速、調べにバス乗り場まで出かけてみた。



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こちらがバス乗り場、Gare Routiere de Sodoniko(ガール・ルティエール・ドゥ・ソドニコ)の入り口



バス乗り場はバマコ中心地から約4km離れたところにあり


タクシーでだいたい1,500FCFA~2,000FCFA(300円~400円程度)。


バス会社ごとに一応セクションが分かれてるんだけど、小さいバス会社は一括りにされていて


それ以外にも、バスの乗客目当ての食べ物屋、店、物売り、客引き、タクシー、エトセトラ、エトセトラで…




なんだか、すっごいカオス!



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こんな感じ



次々と寄ってくる客引きの兄ちゃん達をかわし


ジェンネあるいはジェンネ・カルフールに行くバス会社を探しながら情報収集。


で、わかったこと。




・ジェンネまで行くバスは見つからず


・出発時間はどこの会社も朝に2、3本、夕方に1、2本で、料金は6,500FCFAから8,500FCFA




この調査結果をツアーメイトに送り相談したところ


値段よりも早過ぎず遅すぎない適度な時間に出発するバスにしようってことで意見が一致。


最終的に選んだバス会社がこちら



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Bani Transportでした。


ちなみにこの会社、ジェンネ・カルフールまで8,000FCFA(約1,600円)と


決して安いほうではないんだけど、マリ在住者から




「バス会社はどこ?バニ?」




と、まず一番最初に名前が出てくるくらいの大手。


旅の途中で出会った旅人もほぼ全員がバニを利用してたので、それなりに信用と人気があるみたい。


私達は出発時間とバスの綺麗さ(これ重要)で選んだら、たまたまバニだっただけなんだけどね。



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       ちなみに料金表はこんな感じ






ということで、いよいよ出発の朝。



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ごった返すバス乗り場



座席は自由席なんだけど、そのシステムがちょっと独特で


チケットを買った順番に名前が読み上げられて、名前を呼ばれた人から乗り込んでいくシステム。


私達は、前日の朝に買っておいたので、結構早めの8番目くらいに名前を呼ばれる。


すでに見晴らしのいい一番前の席は埋まっていたので、単純に




「乗り降りが楽じゃね?」




って理由で、中央にあるバス乗車口のすぐ後ろの席に座ることにしたんだけど…




これが運命を大きく左右するとは

            この時は全く気づいていなかった!






バスはアフリカのデフォルトで40分遅れの7時40分に出発。  40分なんて遅れたうちに入らん


所々止まりながら、最終目的地のモプティ目指してひた走る!


で、止まる度に人が降りたり乗ったりしてたんだけど、何が凄いって満席なのに平気で人を乗せ


しかも通路にポリタンクを置いてそこに座らせること!(爆) ← 補助席なんてありません


まー、そんな光景もアフリカではデフォルトなんで、そんなにびっくりはしなかったんだけど


そういう田舎で乗り込んでくる人って、生きた鶏が手荷物 だったりするのよね。


…まー、これもアフリカに限らず、アジアでも見る光景なんで、そんなに驚きはしなかったけど。


ところがこの鶏達が




「おまえら、難聴か?」




つーくらいの大音量で車内のTVで流されてた現地ドラマに反応したから、さーたいへん!


羽をバタつかせるわ、羽が飛ぶわで、バスの中は一気にカオスに!






…まー、アフリカらしい光景ではありますな。 ← 結構冷静





とまあ、そんくらいのカオスじゃビクともしない私だけど、さすがにもう一つの難点には根をあげた。


いや、マリっつーのは、一年中気温が高くて


2月でも昼間の気温が35℃くらいまで上がるんだけど ← これでも涼しいほう




バスの中が灼熱地獄!




一応窓は、紫外線防止なのかちょっぴりスモークがかかってはいるんだけど


そんなんで、アフリカの殺人的な太陽光線が防げるわけもなく!


しかもこの窓、全く開かない仕様になっていて、唯一の風通しは天窓のみ!



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もちろん冷房なし! ドクロ






あは、あははははははは…ハァ~






それでもね、私達はまだ良いほうだった。


乗り降りする度に、バスの乗車口から風が入ってきたから。


風が届かない後ろに座ってた人達なんて、バケツの水かぶった?つーくらい




汗びっしょりのサウナ状態




教訓:なるべく早めにチケットを買い、扉の近くの席をとろう!






ちなみに、バマコに戻るバスでは、まんまとチケットを早く買い損ね


汗びっしょりになって、帰ってきた私達なのでした。 ガクリ




<つづく>






「灼熱地獄、お疲れ様~!」


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