25人分のバースデーティラミス!《スタンドボウルレシピ4》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

今年の夫の誕生日ケーキは、スタンドボウル(トライフルボウル)に詰めた25人分のティラミス!(一人150mlのカップに入れたとして計算)
昨日の朝の記事でも予告していた、特大スイーツとはこれのことだったんです。
卵白不使用で、生クリームを使ったクリーミーなタイプ。

夫はそんなにお菓子を食べるほうではなく、いつも誕生日のケーキはなんでも良いよと言っていたのですが、今年は珍しくリクエストがあったのでインパクトがあるものにしたかったというのがひとつ。
また、久しぶりに私のお気に入りのスタンドボウルいっぱいのケーキを作りたかったというのも大きなサイズにした理由でした。

ティラミスは手順自体は全然難しくないのに、量が多いだけで全然気分が違います!
逆に量が多いケーキを作るなら、作り方がシンプルなものが一番なんですよね。

一度に卵を1パック以上使ってしまうとか、生クリームを何パックもあけるとか、ワクワクしてたまりませんでした(笑)
実際はクリームをたてる時など、量が多い分力仕事だったのですが…それでもスポンジを焼くところから作り、2時間かかりませんでした。
(そういえばボウルはたくさん使いました)

いつもはサヴォイアルディを準備しますが、今回はジェノワーズで簡単に。
残った卵白は冷凍保存後、一度にトール型でエンゼルシフォンにする予定です。

ちなみにこの量をどうやって消費するのかというと、20~25人分とは言っても取り分ける量にもよるのですが、我が家の場合は家族が多いので(8人)誰かがおかわりしたり、冷凍できるスイーツでもあるので(少し砂糖を増やせば、ティラミスアイスにもなるんです!)、残りそうな分は取り分けて冷凍しておけば後日のおやつにもできて、私自身よく食べるのでほとんど余ることはないんです。

レシピは私のお気に入りのスタンドボウル(トライフルボウル)用の分量なので、果たして参考にしていただけることはあるのだろうかと思いつつ、また作る時の参考のためにも記録しておきたいと思います^^

ところでこの特大ティラミスを贈られた夫の反応はというと、「大きく作る!」と予告してはおきましたが、帰宅後に冷蔵庫をあけると想像以上の大きさだったようで、驚いてくれて大成功。
普段あまり甘いお菓子を食べず、おやつにティラミスを作っても食べたことがなくて、ほとんど最初から美味しいと言ってくれることは少ない夫の口から、今回のティラミスは一口目で美味しいという言葉が出てきて嬉しくなりました。
クリーム自体は本にも載せた配合のもので思い入れがあるスイーツではありましたが、寝る前まで夫の帰宅を待っていた息子や娘も、明日食べようかなといいつつ一口食べたらもう一口とおかわりしてくれて、更に思い出深いお菓子になりました。




使える写真がこの二枚だけだったのですが、大きさはいまいちピンときませんよね。
容器の大きさは、この20人分のトライフルの写真を見るとわかりやすいと思います。
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-11903527134.html


~作り方~

22×h12.5cmのスタンドボウル1台分(20~25人分)

☆スポンジケーキ…21cm丸型
 卵 210g(M4個)
 グラニュー糖 120g
 薄力粉 120g
 牛乳 40cc
 無塩バター 30g

☆マスカルポーネクリーム
 マスカルポーネ 400g
 生クリーム 700cc
 グラニュー糖 120g
 卵黄 8個分(約130g)

☆エスプレッソソース ※コーヒーとリキュールについては一番下をどうぞ
 エスプレッソ(または深煎りの)コーヒー 350~400cc
 リキュール 大さじ1.5
 グラニュー糖 35~40g(コーヒーの10分の1)

☆仕上げ
 エスプレッソウダー あれば適量
 ココアパウダー 表面分適量+約30g(大さじ5)前後


①21cmのスポンジケーキを焼き、3等分にスライスしておく
 →作り方は基本のジェノワーズを参照し、170度で30分ほど。使う前日までに焼いて保存しておくと楽(冷蔵1~2日、冷凍ならラップでぴったり包んで1ヶ月弱ほど)

②マスカルポーネクリームを作り、冷やしておく
 →マスカルポーネは柔らかいため、使う直前まで冷やしておく

 1.卵黄とグラニュー糖をボウルに入れて50度程度の湯煎にかけながら、マヨネーズ状に白っぽくもったりするまで混ぜる

 2.マスカルポーネをなめらかに練ってから、1とむらなく混ぜる

 3.生クリームを8分立てにして2のマスカルポーネと合わせ、ゴムベラで底から返すように混ぜる

③深煎りのコーヒーを濃い目に抽出して、グラニュー糖を溶かし、リキュールを混ぜて粗熱をとる

④器にジェノワーズ1枚を敷いて③のコーヒー1/3量を刷毛で表面に染み込ませ、②のクリームを1/3量乗せたら、残りのジェノワーズ・コーヒー・クリームを同じように重ねて3層にし、最後にココアパウダーを表面に茶漉しでふるいながらたっぷりかけ、あればエスプレッソパウダーも全体に少量ふりかけておき、冷蔵庫で2時間程度冷やす

⑤ココアパウダーは食べる際にも準備しておき、取り分けるたびに表面にふりかける
 →材料に載せているココアパウダー30gというのは、取り分けるたびにふりかける分の目安なので、多目に準備しておくと安心
 →写真ではココアパウダーの上から、ステンシルを使い粉糖をふりかけています


◆リキュール※
 マルサラ酒、カルア、アマレット、ラム酒など好みのもので。
 お酒に弱い人や子供用には加えなくてもOK。

◆コーヒーについて
 濃いコーヒーを使うのは、普通のコーヒーだと全体に混ざった時に味がぼやけるため。
 そういう理由から、あればエスプレッソ、なければ深煎りのコーヒー豆でかなり濃い目に入れたものや、深煎り系のインスタントを使ってください。
 私は大体90~95度の480ccの湯を使い、40gのイタリアンローストのコーヒー粉をドリップし、400cc抽出する程度の濃さで使用しています。