紫芋のタルト | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

昔は製菓用として使われていてそのままではあまり美味しくないイメージが強かった紫芋も、今では品種改良により茹でただけで美味しく食べられるものも出回るようになりました。

写真はその中のひとつ “パープルスイートロード” と言う品種の紫芋を使ったクリーミーなタルトです。

パープルスイートロードはアントシアニン豊富で抗酸化作用もありヘルシー。

タルトと言えばモンブランのようにクリームを絞り出して焼かずに仕上げるものもありますが、これは卵を加えて焼くことで、焼きあがった後も形をキープさせ、より色濃く仕上げています。


ちなみに紫色のタルトと言えば、同じような形で沖縄や鹿児島のお土産としても有名ですね。

でも実はよく同じと思われていることが多い紅芋と紫芋、本来は属・種が全く違う食べ物なんです。

とは言え、紫色・紅芋のタルトと言ったら、やっぱりこの形ですよね!



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~作り方~


 長さ9.5×幅4.5×H1.5cmのフラットボート型 8個分


 ☆タルト台

   バター 50g

   粉砂糖 34g

   全卵 17g

   アーモンドパウダー 18g
   薄力粉 90g


 ☆紫芋クリーム

   紫芋 裏ごしした状態で200g (皮つき250g程度)

   砂糖 40g (紫芋の20%)

   バター 20g (紫芋の10%)

   卵 20g (紫芋の10%)



基本のタルト台レシピ を参照し、ボート型でタルト台を焼く

 →クリームを絞ったあと再度焼くので、ここでは食べられる程度に火は通すものの、焼き目をつけすぎないように


②紫芋は1・5cm幅に切って水にさらしてアクを抜き、たっぷりのお湯で20分ほど茹でてから裏ごしし、室温に戻したバター・グラニュー糖・卵を混ぜ込んでなめらかなペースト状にする

 →柔らかさが足りない場合は、生クリームを少量加える


③170度に予熱し、その間に星口金をつけた絞り袋に紫芋クリームを入れてタルトにこんもりと絞り出し、13~15分焼成

 →写真は6切10号使用