フランスのカフェやバーで出される軽食メニューの定番、クロックムッシュ。
伝統的なものはパンにハムとチーズを挟んで焼き、ベシャメルやモルネーソースを塗って食べるトーストサンドイッチですが、野菜や卵も一緒に挟んだり、ソースを挟んでから焼いたり、後からつけたり、ハムやチーズだけで作ったり、フレンチトースト風など、バリエーションはお店や人により本当に様々。
私はハムとモルネーソースを挟んで焼いたものがお気に入りです。
あまり聞き慣れないモルネーソースとは、ベシャメルソース(ホワイトソース)にブイヨン・チーズ・バターを加えたソースのこと。
ホワイトソースと同じように、魚料理や肉料理、ドリアやパスタに使われます。
そのソースを挟んでじっくり焼いたクロックムッシュを切ると、中からチーズクリームがとろり。
暑くてあまり食欲がない時でもペロッと食べられて、寒い時には暖かくて美味しいホットサンドになります。
ちなみにクロックムッシュに目玉焼きを乗せたものは“クロックマダム”。
クロックムッシュは“かりかり(食感)とした紳士”と言う意味で、昔は男性専用のメニューだったとか。
サクサクした音がマダムには不向きなので音が出にくくするために目玉焼きを乗せたとか、先にできたのはマダムだったけれど目玉焼きが乗っていると手でかぶりつくことができないから手で食べられるようにムッシュが出来たとか、マダムは目玉焼きが貴婦人の帽子に似ているからなど、諸説ありますがどれもそれらしい理由で面白いですよね。
ムッシュとマダム、どちらがお好みですか♪
~作り方~
2人分
食パン(パン・ド・ミ) 6~8切り 4枚
ハム 2枚
モルネーソース
バター (ルー用) 10g
小麦粉 10g
ブイヨン 50cc (スープ)
牛乳 100cc
バター (仕上げ用) 5g
チーズ 10g~
①モルネーソースを作る
1.小鍋にルー用バターを弱火で溶かし、焦がさないように気をつけながら小麦粉を入れて粉気がなくなるまで炒める
→一度に入れたりなめらかにならないうちに次を加えたりすると、だまになりやすいので注意
③目玉焼きを乗せると、クロック・マダム