月森先生の記事、「うつ病の前に増加する疾患」はコチラ
前回、ご紹介した月森先生の記事のなかで、最後に先生が、「病 膏肓に至る」の膏肓というツボに、うつ病発症の前に異常を感じることがあるのだろうか?と書いていらっしゃいます
前回の記事はコチラ
膏肓(こうこう)というのは、肩甲骨の内縁で、丁度その内側の縁の中ほどにあるツボです
この場所に異常が認められると、心臓に近い場所にあることから「病 膏肓に至る」(病膏肓に入る)と言って、手遅れの状態であるという意味で、これが転じて、趣味道楽に入れ込みすぎて手がつけられなくなる状態を表す言葉としても使われるようです
膏肓に鍼をうつ時は、肩甲骨の下に鍼を潜らせるような形になります。肩甲骨の下には肺があり、万一ここに鍼が刺さると、気胸をおこすので注意が必要であり、そのために敬遠されがちですが、非常に使いでのあるツボです
膏肓は、肩こりや喘息の改善にも有用なツボで、コリや、張りがあるからといって、その方々全員が即手遅れなわけではありません。別名をケンビキ、ケンピキとも言って、昔のお年よりは、ここを柱にゴリゴリ押し付けてセルフケアしていらっしゃいました
月森先生が推測なさっていらしたように、膏肓に執拗なコリを持っている方は、神経を使った仕事をしている方と考えてほぼ間違いありません。加えて、肩甲骨の周りには内臓、そして特に精神的な不調に対応するためのツボが集まっています
その意味では、「睡眠障害」「頭痛」「消化器疾患」があって、膏肓に異常のある方は、「うつ病」に至らないように対策を講じておいた方がよいということになります
また、うつ病発症前に徐々に増加するといわれる「皮膚病」「原発性卵巣機能不全(更年期障害)」などは、慢性的で改善の見込みが見通しにくいため、うつ症状を発症しやすく、更年期性うつなどは、よく知られています
ストレスがどの程度身体に影響するかは、受け取る側の耐性に大きく左右されます。長期にわたる慢性的な疾患、頭痛や胃痛、便秘や、不眠がある状態では、耐性が弱められることは間違いがありません。
最近、肩甲骨の周りと共に、精神的な健全さを計るバロメーターになると痛感しているのが、首のコリです。肩こりや腰痛がひどくても、首さえ柔らかければ「ストレスマネジメント」がうまくできている状態です。反対に肩甲骨周りも、首もバリバリであったら・・・早めに
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