大学入試 数学 <各教材での学習方法と年間スケジュール> | ロゴスタガヤス!

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【各教材での学習方法】

①『黄チャートⅠA・ⅡB』(数研出版)

 

・目標:「基礎問題を確実に、受験数学の土台作り」

チャート式の黄色は受験数学の基礎から見直したい人に最適な教材です。

 

教材のレベルは、基礎~標準レベルの問題が中心なので、公式を使った簡単な問題から復習することができます。

 

苦手意識のある分野のみ、黄チャートを活用するといった方法もおすすめです。

 

・予習の方法

予習範囲の問題を一通り解き、「わかる問題」「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の3つに分類しましょう。

 

授業では、「わかるが説明できない問題」「わからない問題」のみを扱います。

 

「わかる問題」「わからない問題」の2つに分類している人は多いですが、「わかるが説明できない問題」が重要です。

 

説明できない場合は、同内容でも、他の視点から出題されたとき、解けないケースがあります。

 

わかった問題でも、別解があることが多いので、模範解答は読んで、理解する必要があります。

 

黄チャートでは、基礎力養成が主目的なので、☆~☆☆☆レベルの問題を完全にマスターすることを目指しましょう。

 

・授業の受け方

授業では、「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の解説を行います。

 

問題のどこが分からないのか、を説明できる状態が理想です。

例)解答の式の展開が分からない、解答の方針が分からない

 

不安な箇所も、解消しましょう。

 

・復習の方法

授業で扱った「わかるが説明できない問題」「わからない問題」を重点的に復習しましょう。

 

「わかる問題」は何度解いてもできますので、復習しなくてもよい場合があります。

 

また、授業の扱った範囲で、類題の入試問題を配布することもありますので、そちらもマスターしましょう。


②『青チャートⅠA・ⅡB』(数研出版)

 

・目標:「基礎から、応用の橋渡し」

チャート式の青色は基礎力がある程度あり、発展的な内容に取り組みつつも、基礎の確認をしたい人に最適な教材です。

 

教材は基礎問題も収録されていますので、基礎~発展のすべての問題を確認することができます。

 

問題の割合としては、基礎:標準:発展は1:4:3のような配分のイメージです。

 

・予習の方法

予習の基本的なスタイルは黄チャートと同じです。

 

予習範囲の問題を解き、「わかる問題」「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の3つに分類してみてください。

 

青チャートでは、応用力を少しずつつけることが主目的ですので、☆☆☆~☆☆☆☆☆レベルの問題を完全にマスターすることを目指しましょう。

 

・授業の受け方

授業では、「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の解説を行います。

 

青チャートの場合、ある程度、基礎力があることが前提ですので、解説も発展的な内容が多くなります。

 

基礎的な問題の解法が定着していないと、応用問題に取り組んでも大きな効果は得られません。

 

基礎問題を確認するのは最後の機会なので、不安な箇所はすべて解消しましょう。

 

・復習の方法

授業で扱った「わかるが説明できない問題」「わからない問題」を重点的に復習しましょう。

 

復習が終わったときに、人に解説できる状態が理想です。

 

授業の扱った範囲で、類題の入試問題を配布することもあります。


③『1対1対応の演習Ⅰ・A・Ⅱ・B』(東京出版)

 

・目標:「更なる応用力の養成、必修解法をすべてマスター」

1対1対応の演習は、受験体力の基礎があり、応用的な問題の準必修解法をマスターしたい人に最適な教材です。

 

教材は、チャート式で網羅されていない必修解法の良問が数多く習得されています。

 

青チャートと被る問題もいくつかあるので、それに気づくことができれば、相当の実力がついてきているといえます。

 

・予習の方法

予習の基本的なスタイルはチャート式と同様です。

 

予習範囲の問題を解き、「わかる問題」「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の3つに分類してみてください。

 

1対1対応の演習では、応用力養成が主目的ですので、各応用問題のテーマ理解までできる状態を目指しましょう。

 

・授業の受け方

授業では、「わかるが説明できない問題」「わからない問題」の解説を行います。

 

1対1対応の演習の場合、基礎・標準問題の解法をマスターしていることが前提ですので、入試の実践的な内容が多くなります。

 

同分野の入試問題を類題で、演習する機会も増えますが、類題は授業の前後で配布します。

 

チャート式の教材でわからない部分、苦手意識のある部分は、再度授業で扱うこともできます。

 

・復習の方法
授業で扱った「わかるが説明できない問題」「わからない問題」を復習しましょう。

 

青チャート同様、こちらも復習が終わったときに、人に解説できる状態が理想です。

 

【年間スケジュール】

数学の受験勉強は、志望校に応じて、勉強の基本的なスタイルが変わるということはありません。問題演習期間では、志望校別対策で各大学の特徴をつかむことが重要ですが、基礎・必修問題をいかに早い段階でマスターできるのかで成績の伸びが変わります。

 

ロゴスIESの数学科では、下記の年間スケジュールでの学習を推奨しています。

 

(1)4~7月:基礎期間
   ↓
(2)8月:問題演習期間①
   ↓
(3)9月~11月:実力養成期間
   ↓
(4)12月~1月:問題演習期間②
   ↓ 
(5)2月:入試本番
 
(1)の基礎期間は、基礎問題の解法を理解し、インプットする期間です。この期間で、必修問題をいかに自分のものにできるかが重要です。
(2)の1回目の演習期間は、(1)でストックした解法を利用できるか確認し、秋以降の学習方針を固めるために演習を行います。
(3)の実力養成期は、(1)より発展的な準必修問題を通して、入試数学で必須解法を完成マスターすることが目的です。
(4)の問題演習期は、これまでの解法を入試問題で応用できるかを確認し、実践力を身に付けるための演習です。


ロゴスIES数学科
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