曹丕(そうひ)
表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさまを陰険と言います。
曹丕ですが、父曹操
の勢力を受け継ぎ、後漢献帝から禅譲を受けて魏王朝を開いた人物です。
つまり、魏王朝の初代皇帝になります。
曹丕の事を書く前に、魏の初代皇帝って曹操じゃないの?と誤解されることもありますので先にその辺を。
曹操は魏の礎を作った人物ですが、帝位にはつきませんでした。
曹操は、献帝から魏王に封じられ後漢皇帝が治める帝国内の王国として魏を建国したのです。
そして曹操逝去後に献帝に禅譲を迫って皇帝についたのが曹丕になります。
こうして後漢王朝は滅亡し、その後、劉備が皇帝に即位し蜀漢(季漢)王朝、孫権も皇帝に即位し呉王朝を
それぞれ建国し、中国国内に曹丕・劉備・孫権と三人の皇帝がいる三国時代となるのです。
さて、話を戻しまして曹丕ですが神経質で冷酷な性格であったようです。
妻である甄姫 に死を賜った事や、弟である曹植を礼遇したり夏侯尚 への制裁、親戚である曹洪 を過去に借財を
断られた恨みから皇帝即位後に他の罪を口実に殺そうとするなど陰険な逸話が数多く残っているそうです。
しかし、曹丕の治世において特筆すべき大乱もなく、大きな粛清もなかったことから社会体制は安定していた
ことから有能な名君でもあったようです。
さて、私個人として曹丕に対しての印象は、え?陰険じゃないですよ~私は。
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