夏侯尚(かこうしょう)
妾は不倫とは大きく違う。
夏侯尚ですが、魏に仕えた武将で曹操 と夏侯淵の甥にあたる人物です。
計略・智謀に優れていたそうですが、『三国志演義』では黄忠から背中を射撃され重傷を負うなどやられ役の
凡将として描かれ、また兄に夏侯徳 が登場しています。
さて、その夏侯尚ですが妾がいて、正妻に目をかけなかったそうで不快に思った曹丕 が人をやって妾を
殺させたところ精神を病んで埋葬された妾を懐かしがって墓を掘り起こすまでしたそうです。
やがて曹丕も悪いことをしたと後悔し、もとの通り夏侯尚を待遇したそうです。
ところで、妾とは結婚した男性が妻以外にも囲う女性のことです。
妾の存在は、社会的に隠されるものではなく公表されるもので、妻も承知しているものであるのでこの点、
妻に秘密にする不倫とは大きく違うのです。
以前は、妾は不道徳なものではなく「男の甲斐性」の象徴として是認する日本国内の地域社会も多かった
そうですよ。
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