「断られるはずがない」と想っていたプロポーズは
まさか、断られた・・・らしい
そのときの母は まだ20歳になるかならないかで
「自分に結婚は はやすぎる」と 感じたらしい
一方 父は、田舎の親元から縁談話を持ちかけられ
あわてて? 母との結婚を決めた・・・ようだ
母にプロポーズを断られた父は
その場で 背を向けて? 泣いていたらしい
その姿にほだされてしまったのか(ああ、ほだされてしまったのか)
結局 父のプロポーズを受けることにした母(ああ、受けることにしたのだった)
父は 喜びいさんで、田舎の親元に 母を連れ帰った
そこで ふたりを待っていたのは
冷たい田舎の洗礼だった