望郷の父・・・8 父の背景「青年への仕打ち」 | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

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東洋医学と西洋医学を融合し
陰陽五行理論とからだの反応をもとにした
キネシオロジー(筋肉応用学)を使って
無意識のからだのストレス反応を
意識的に変えることで
気づきと健康に役立つサポートをしています

望郷の父・・・目次




父は 一度は断られながらも プロポーズを承諾してくれた母をともなって


帰省した田舎で


「はみ出し者が よそ者を連れて帰った」


という仕打ちを受けた




「どこの馬の骨や」



祖父は ふたりに そう言い放った





祖父も 長男の兄も のちに弟も


遠縁か それに近い筋から お嫁さんをもらっていた



親のすすめる縁談を断った


見知らぬ娘を連れて帰ってきた




母も 同じ広島の、父の生家と同じような農家の娘だというのに




初めておとずれた家で 初めて逢った家族に囲まれて


ののしられた母は どんな気持ちだっただろう



ふたりは どんな気持ちで その家をあとにしたのだろう





父が母と結婚したいのならば


母の家に 「養子」として入ること




父は 祖父から 「条件」を出された