シリアナ | むすめの右フック

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シリアナシリアナ (2005)

【監督】スティーヴン・ギャガン
【出演】ジョージ・クルーニー / マット・デイモン / クリス・クーパー / ウィリアム・ハート / クリストファー・プラマー / ティム・ブレイク・ネルソン / >ジェフリー・ライト


「ピークオイル。」
アメリカ式石油での儲け方って映画。

これは、元CIAのロバート・ベアさんの
「CIAは何をしていた?」からヒントを得た映画。

世界最大の軍事力を誇るアメリカも
石油が確保できないとよろしくない。

で、産油国にいろいろ支援してますが
自立されちゃうのもよろしくない。

で、アメリカの石油企業が頑張るのは良いけど
あまり力を持ちすぎるのもよろしくない。

そのアタリのバランスが面白いお話ですね。

ある産油国で頭の良い王子が
アメリカの石油支配から脱却を図る。

で、CIAが、そんな王子の暗殺を謀り
利権が絡む黒幕たちは、王子弟に支援し
相変わらずの傀儡政権を目指す。

今回、ジョージ・クルーニーのメタボな役作りが凄いでね。
これは、モデルとなったロバート・ベアさんに似せたんでしょうか。
で、そのせいかマット・デイモンは、少々、目立たなくなっちゃった。

うん、なんだか小難しい映画でしたが
貧しい若者がテロリストに変貌していくさまが
とてもリアルに描かれてて怖いですね。

しかし、アメリカの弁護士事務所ってのは
ものすごい権力を持ってるんですねぇ。

ロバート・ベアさんがおっしゃるには
石油関連のロビイストや、弁護士事務所などは、
CIAなんかよりも、ずーっと重要で上に位置してるらしいです。



Posted by 獅子王 on 2008/12/20 with ぴあ映画生活