捜索者 | むすめの右フック

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捜索者捜索者 (1956)

【監督】ジョン・フォード
【出演】ナタリー・ウッド / ジョン・ウェイン


★★★★ [80点]「いつの間に こんなに大きくなったんだい。」

インディアンにさらわれた姪っ子を探すってお話。

思いっ切り西部劇な風景に感動。思わず見とれてしまいますね。

コレは、面白い。ジョン・ウェインを筆頭に、牧師のおっさんやロッキングチェア好きなおっさんなど、なかなか魅力的なキャラが出てきます。あと、惨殺された家族をみせずに、悲しみや憎しみを盛り上げる描写が上手いです。で、私の好きな場面は、家族が心配で、急いで帰ろうとする若者に、ジョン・ウェインが「俺は馬を休ませてから帰る」とした場面ですね、おっさんの経験が光る!って感じがイイ。はっはっはっ

ジョン・ウェインがインディアンに対して、凄まじい憎悪を抱いているのは、兄家族を殺されただけではないでしょう。ただ、インディアンの習慣や風習を熟知しているアタリ、敵として認めているのか、ちょっと敬意を払ってるトコロが、なかなか興味深い。

ただ、年月の経過や過酷さが、あまり伝わってこなかったのが残念でしたね。まったく飽きない内容だったので、そのアタリに、もっと時間をかけても良かったかな(結果、3時間ぐらいになったとしても)あと、インディアンの娘(おばさんかな)の件も、もうチョット時間を割いてくれてたら、もっと面白くて感動的なエピソードになってたように思いますね。




Posted by 獅子王 on 2009/09/16 with ぴあ映画生活