ゴッドファーザー | むすめの右フック

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ゴッドファーザーゴッドファーザー (1972)

【監督】フランシス・フォード・コッポラ
【出演】マーロン・ブランド / アル・パチーノ / ジェームズ・カーン / ダイアン・キートン / ロバート・デュヴァル


「馬の首」

この世界、信用されないと始まらない。
そして、なめられたらお終いな世界。

マフィアの家族とマフィアの抗争を描いたお話なんですが
この映画の圧迫感は、凄まじいですね。

息苦しく感じるほどの圧迫感が伝わってくる映画。
最近では『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』がそうでしたねぇ。
でも、この思わず、背筋を伸ばしちゃうほどの重厚感には及ばないかな。
私に至っては、もうアレです。正座してます。正装して。はっはっはっ

で、マフィアがカッコ良く描かれてる映画。
最近では『イースタン・プロミス』が、良い線いってたけど
この映画で描かれてるマフィアのカッコ良さには及ばないかな。
なんて言いますか。まだ任侠心が残る時代に、惚れ惚れしちゃいます。

この映画に出てくるキャラは、みんな個性的で見応えありますね。
で、中でもマーロン・ブランドとアル・パチーノ。この二人の対比が面白い。

マーロン・ブランドの顔は、思いっきり悪。
そして、その眼は、深い影があって見えない。
何を考えてるのか、読み取るコトが出来ない怖さがあります。

で、アル・パチーノの顔は、善なんですよね。
でも、その見開いた眼には、相手に有無を言わせない怖さがありますね。

そしてラストは、どこか崇高ささえ感じますね。
私、何回観ても魅せられちゃいますよ。



Posted by 獅子王 on 2009/02/01 with ぴあ映画生活