真夜中の隣室で
何が起こったの?
ドイツ研修最後の晩。
仲間達と最後の別れと再会を誓い合い、Cheers!
だから、ゆっくりじっくり、ソーセージ、ビール、ポテトを気が済むまで頂く。
明日は、休日で、希望者のみ、ハイデルベルグという古い城下町を見学する予定。
ハイデルベルグ城の一部
アルテ・ブリュッケの門塔
バットマンが出てきそうな、ハイデルベルグ城
皆で、夕食会を解散する前に、乾杯し、ハグし合った。
年配のベイルート人のBazoo,インド人のAssam、、、、ドイツ人のギュンターそしてアメリカ人のキャシーの9人で、別れを惜しみ、互いに交互に、乾杯し、ハグしGood Luck! See You! 幸運を祈る、またな。
私は、解散後、自分の部屋に戻り、酔い覚ましに、部屋のコーヒー(インスタント)を飲み、タバコを吸っていた。
隣の部屋の声が聞こえてくる、賑やかにCheers!
そのうち、男の太い声と女性の高い声が隣から響いてきた。
あ、盗み聞きしてるんじゃないかって? 英語らしいのは、分かるけど、何をしゃべっているか分からない。
あ、やはり、聞こうとしているね、あなたの場合。
聞いては、悪いと思い、シャワーを浴びることにした。
シャワーが心地よく頭にかかり、隣の声も聞こえない。
ちょうど、シャンプーで頭を洗っていると、キャーという悲鳴に近い女性の声がした。 男女で悪ふざけなら、良いのだが。
気になるので、壁を”ドン、ドン、ドン”と叩いてみた。
女性の声:Hey, Someone there?
誰かいるの?
私:Yes, I'm OOO.
はい、私は、OOOです。
女性:Oh, you are Taka, aren't you? I'm Kathey. What're you doing?
あ、あなたタカでしょ?私、キャシーよ。 何してるの?
私:I'm taking shower.
シャワーを浴びてるとこだよ。
やはり、男女で戯れていただけのようだ。安心した。
キャシー:Oh, you are taking shower. That's good. Can you come over here immdediately?シャワー浴びてるの。 いいわ。こっちへすぐ来てくれる?
すぐ来てくれって?まだ、頭からつま先まで、泡だらけなんだけど。
シャワーをゆっくり浴びたいよ。
私:急かされているようで、言葉が浮かばず、Give me a minute! Because I'm naked. ちょっと時間を頂戴。 だって裸なの。
キャシー:冗談のトーンで、You are naked? It does not matter.
Anyway plase come to my room quickly.
裸だって。問題ないよ。とにかく急いで私の部屋に来て。
頭をドライヤーで乾かしたいのに~、すぐ来いというので、とにかく服を身につけ、隣の部屋へ行った。
チャイムを鳴らすと、キャシーがドアを開け、私を部屋へ通した。
ワインのボトルとビール瓶が、テーブルの上に見える。 ベッドには、イタリア人のオッコーナが。。。死んでいる。。いや酔っ払って寝ているだけだった。
二人でビールを飲み、ワインを飲み、じゃれていた、彼が、彼女に抱きついて来て、ベッドに倒れこんだと同時に、寝てしまった。。。と
キャシー:Can you help me to pull him over from my bed?
彼をベッドから引っ張り出すのを手伝ってくれる。
And I want you to stay my room until he wakes up and leaves.
それと、彼が目を覚まして、部屋から出ていくまで、私の部屋に居て頂戴。
私:Ok, I'll help you.
手伝うよ。
私って、一体。便利屋さん??
な~んだ、そういうこと。急いで来た私は何???頭まだ濡れているんだけど。。。くしゃみが出そうなんだけど。
私、ハ、ハックション!
ベッドで寝ていたハズの彼が、
God Bless You!
体力のないSPがキャシーにお守りを頼まれた晩でした。