バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。

今回も前回にの続き、タイムライン信頼度テストの実践編です。


《夢の達成が感じられないエネルギー的なワケ》


タイムライン信頼度テストのワークなかで、バシャールとともに夢の

現実化を阻む観念を明らかにしようとする男性質問者の例の続き

です。


前回では、 この質問者の夢は「好きなことだけして豊かに暮らすこと」

でした。

そこでバシャールは「豊かさとは、する必要のあることを、する必要の

あるときにできること、能力である」と定義を明確にしました。

「豊かさ」はひとつの能力や手段であって、「ほんとうに情熱を感じて実

現したいこととは違うでしょう?」とこの質問者に返したのです。

今回はこの質問者のほんとうの夢に迫っていきます。


バシャール「あなたが充分豊かだなと感じられたときに具体的にする

とは何ですか?」

質問者「商業用の航空会社のパイロットです」

バシャール「なぜそのことがそんなにワクワクするのですか?」

質問者「空を飛ぶと想像したときに自由を感じるからです」

バシャール「空を飛ぶことを感じたときに、現時点で自由を感じるので

すか?それとも、これから自由を感じるだろうというのでしょうか?」

質問者「一部分はすでに自由を感じています。しかし、もっと高い世界、

自家用の飛行機では到達できない高い高度の空へ行くことによって、

さらに自由を感じることができると思っています」

バシャール「ありがとう。わたしたちが『現在』なのか『未来』なのかに

こだわっているのには、次のようなワケがあります」


情熱を感じていることが簡単に現実化するためには、それが実現し

ときに感じる感覚、そのエッセンス―あなたの場合は『自由』の感覚

をできるだけたくさん、いま感じることが重要なのです。

未来においてではなく


「『航空会社のパイロットになったとき、わたしはすごく自由を感じるで

ろう』というのではなく、

それをイメージするときにはいつも、わたしはいま、現時点で確かに

い切り自由を感じる』ということです」


「なぜあなたが一定の時間枠の中で夢が達成されることがなかなか

感じられないか?

それは、あなたがいま現在において、その自由さのエネルギーを自分

のものとして所有し、感じ、経験せずに、『いつかそのエネルギーを感

じるだろう』とエネルギーを絶えず未来へと差し出しているからなので

す」とバシャールはいっています。


「未来の夢のためのに、いま現在を犠牲にしてしまう」

これは、わたしが44歳まで自分のほんとうに情熱を感じるものがわか

らず、ニセワクワクに振り回されていた原因でした。


「未来の自分がこれを実現できたらいいなあ」と夢を描くことは、ある意

味とてもスピリチュアルなことなのです。

「夢」はいまのままでは手は届かないものを描きますから、その夢を現

実化することは、現在の自分の在り方を変えることを意味します。


いまの自分のままでは獲得できにないものを、いまの自分を変えてまで

で取りに行くという挑戦です。

運を味方につけるしかないようなチャレンジなのです。

それなのに、物質世界の制限のルールに従ってやろうとしてほんとうの

情熱を感じられない未来に向かってしまったのです。


アインシュタインの有名な言葉

「わたしたちの生き方には2通りしかない。

奇跡など全く起こりえないかのように生きるか、

すべてが奇跡であるかのように生きるかである

を知ったのは、わたしの苦い経験のすぐ後です。


これは、物質世界の現実を信じて生きるか、精神世界の現実を信じて生

きるかどちらか一方の生き方しかないことを示唆した言葉なのです。


バシャールはよくいうフレーズの

信じた世界が現実になる」に、通じる言葉です。


夢を描くという精神世界の現実を想定した行動をしながら、それを具現

するのに、物質世界の制限を想定して行動するという、とんちんかん

な行為なのです。

「未来の夢のために、いま現在を犠牲にする」ことは。

なぜなら、精神世界には時間・空間の制限はないのです。


夢を具現化したいならば、精神世界のルールに従うしかありません。

物質世界の囚われの発想をそこに持ち込んでは失敗してしまいます。

夢を探すときも然りです。

物質世界の制限を気にしながら夢を描いたとしたら、精神世界の現実

を信じないで夢を想定したことになるので、全く奇跡をなど起きない苦

と努力と忍耐の犠牲の上での具現化を選択することになるのです。


今回の「未来の夢を現実化するためには、そのときに感じるであろう

感覚をいま、感じることが必要」というバシャールのアドバイスは、

精神世界のルールに則って夢を現実化したい人々に対して、実に

的を得たものです。


キバリオンの、メンタリズムの法則(思考は現実化する)と、投影の法  

則(心の世界が投影されたものが現実化する)と、振動の法則(類は  

を呼ぶ)に則っています。  


メンタリズムの法則を信じて、夢が現実化することを前提にイメージし、

投影の法則を信じて、心の世界の中に夢を先に構築して今、味わい、

振動の法則を信じて、心に構築した夢と同調する波動を引き寄せる。


今回のバシャールのアドバイスは、この3つの法則を信じて使えとい

うものだと思います。

バシャールのアドバイスを実践すると、自然に物質世界のルールの

囚われから離れて行きますね。


次回もこのパイロット志望の質問者の例の続きです。

<実現したエネルギーをいま感じる>についてのお話を予定

しています。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。