バードシッターズ(Birdsitters) | とりきちTagebuch

とりきちTagebuch

ドイツ・ベルリンから鳥好きの とりきちが、
一緒に暮らす鳥達、家族、ドイツの鳥事情を日記につづります。


2016年の間に、とりきちは発起人となって、
日本の鳥さんを預け、預かれるバードシッター制度づくりに、
取り組むことにいたしました。

今日はそのお話です。

***

遠い昔の、2008年の4月28日のブログに、とりきちは、
ベルリンのインコシッター制度について記事を書いたことがあります。

「ベルリンのインコシッター制度」

一緒に暮らしたセキセイインコのぷぷとクラウスが、
この制度のおかけで、ベルリンで何度もシッターさんに
面倒をみていただきました。

ドイツではごく当たり前のように行われている
こうした相互扶助の無料預かり制度が日本でも根付かないか、
心の中で願っていました。

そして機会があるたびに、日本滞在中に、とりきち横丁の
お客様の前や、鳥好きさんの集まりで、
このシッター制度の話をして、数年が経ちました。

話すたびに頂く反応は、こうした制度があったら、
どれだけ助かるか!というものばかりでした。

日本でのイベントに出かけるのにも、
病気などで介護が必要な鳥さんがいる場合、
なかなか鳥さんを置いて出かけられないものです。

ご家族友人の助けを得られる方はいいですが、
そうした助けもなく、近所に鳥好きのお知り合いが必ずしも
いるとは限らず、いたとしても、
安心して預けられるか、やはり最後まで不安が募ります。

とりきちの母も、老鳥のセキセイインコのゴンタを抱え、
外出ができないと何度も旅行や外出を諦めていました。

もし同じ県内に、近くの町に、鳥好きさんがいてくだされば。
そして母が安心して、その方に預けられれば、
どんなによかったでしょう。

***

現在日本でも、バードシッターのしくみを作り上げて
運用している組織や団体もいくつかあるようです。

以前、とりきちのブログでもご紹介した、
あずきさんのバードシッターのサービス も、
現在はサイト運営先を変えながら、
SNSの形を取りながら現在も運営されておられるようです。

「ペットキーパー」というサイトもありますよ、と
先日、お仕事でお世話になっているBirds' Grooming Shopの
柴田様から教えていただきました。
サイトを覗いたところ、犬と猫がメインのようですが、
説明会があったりと、とてもしっかりと運営されているようですね。
鳥のサイト運営を考える上で、とても参考になりそうです。

***

これまでヒアリングをしてきた多くの方々からのご意見やご感想、
そして、既存のシッターサイトを参考にしつつ、
とりきちは、独自の鳥専門のバードシッターの制度を
日本に作ってみようと決めました。


このシッター制度の特色です。
今後さらに参考となるご意見をうかがいながら、
運営上の指針を作ってまいります。

1.サイト=器を作るだけでなく、
地域のコミュニティづくりから積極的に関わる。

  顔をすでに知っているまさに「顔見知り」に
  預けられる安心感をもってもらえるよう、
  様々なイベントを通じて出会いの場を作ります。

2.利用前の預ける鳥さんの健康診断を義務化し、
  事前に契約書を結び、責任の所在を明確にする。

  日本に馴染みが薄い契約書を、
  日本の風土に合ったかたちで導入し、
  大切な約束事を両者が理解した上で、
  利用できるようにします。

3.預け主、預かり主の両者に評価システムを導入する。

  通販システムなどに見られるユーザー評価で、
  事前にトラブルを防ぎ、良いシッターさん、
利用者さんを知れるようにします。

4.運営に常駐スタッフをドイツまたは日本に置き、
  必要に応じて利用者同士の仲介に入る。

5.制度利用は無料とし、万が一の薬代など実費のみ、
  預ける側が原則負担する。

  利用料を取るべきとのお声もありましたが、
  ドイツで当たり前に行われている相互扶助の理念を
  あえて掲げたいと思います。

6.制度運営に必要な経費は、このシッター制度に
賛同いただく個人の方や団体の方からの
寄付金によりまかない、準備期間の間、
クラウドファンディングにより募る。

7.クラウドファンディングにより寄付いただいた方は、
  試運用期間(2016年内)のメンバーとして、
  シッター制度を預け主、預かり主として体験いただき、
  正式なオープン利用開始のための
フィードバックをいただく。

8.広く業界団体の方々にもお声をかけ、賛同いただき、
  動物を愛する者同士が、個人、団体の枠を超えて
  助け合える社会をめざす。
  
9.試運用までの期間までは、とりきちが発起人となり、
  その運営会社「とりきち横丁」が母体となって、
  全面バックアップする。

10.2017年内に正式運用へ無事移行できた時点で、
   独立した非営利組織となるよう目指す。


***

現在は、発起人とりきちを始め、
ベルリン在住のグラフィックデザイナーの
川井田好慶(よしたか)さんと、その弟さんである、
プログラマーの大典(ひろのりさん)、

川井田ご兄弟:左が兄の好慶さん、右が大典さん

そして、つい先日までとりきち横丁で、実習生として
働いていたスタッフのまき
を立ち上げメンバーにして、
サイト立ち上げのための枠組み作りをしています。

毎週水曜朝10時から始まる打ち合わせでは、
コーヒーを飲みながら、あーでもない、こーでもないと
議論が続き、予定の1時間を超すことも少なくありません。

具体的には運営サイトづくり、ツイッター、フェイスブックなど
SNS関係の立ち上げ、そしてクラウドファンディングサイトへの
登録準備をしています。

今後の予定は、春の3月末頃までにまでにサイト作り、
ファンディング先登録を終え、スタッフ募集を行い、
4月中にスタッフだけで試運転し、5月の、とりきち一時帰国に
合わせ、イベントやネットを通じて外向けに告知をより広く
行っていく予定です。


この、シッター制度を運営する組織名は

Birdsitters(バードシッターズ)


です。

これは、とりきちが何度もお風呂に入りながら、
あぁでもない、こうでもないと決めたものです(笑)
ひねりも何もない、そのままとなってしまいました。

この先の名前の変更もあるかも知れませんが、
少なくとも正式運用までの間は、この名前にいたします。


最後に、読者の皆さまにご相談です。

Birdsittersの文字のロゴ(好應さん制作)は、
下記のABC案のどれがいいでしょうか?
ちなみに鳥さんのイラスト部分は未完成のようで、
これからまだ改変されていくようです。

近々、ツイッターで投票を受け付ける予定ですので、
ツイッターをされている方は、
お気軽にご意見をお寄せください。

緑の枠内には、文字ロゴのみ、そして実際にそのロゴを、
サイトトップページに置いてみたときの画面が描かれています。
コンセプトは、好應さんによるものです。



A
A案

A案コンセプト)シンプルでスッキリとした文字を作り、鳥のサービスであることがわかりやすいようにロゴに鳥を置きました。シンプルな文字は読みやすく作りつつ、隙間にゆとりをもたせています。他のロゴよりも日本のデザインの流行を意識して作ったロゴになります。ロゴ自体が装飾されているので、画像と重ねたりせずにロゴを独立して使うとより映えると考えています。ロゴのキャラクターが独立できるのも強みです。 


B
B案

B案コンセプト)ヨーロッパ発祥のサービスであることを少しだけ意識して、
伝統的なふと目のセリフ書体をモチーフにロゴを作ってみました。ただし、曲線はほとんどが円の曲線で作られており、伝統的になりすぎないポップさを目指しています。ウェブのサービスだけでなく、今後グッズ展開していけたら、ということも考えて、鳥グッズの端に置いて映えるロゴ、イラストに重ねてロゴとイラストの両方が際立つロゴを目指してデザインしました。
 

C
C案

C案コンセプト)カリグラフィをモチーフにしたロゴをポップに描きました。ロゴ自体のかわいさを求めて均一な線のカリグラフィを作りました
が、それ以外の装飾はせず、あくまで文字だけで愛されるロゴを作れないか挑戦してみた案です。A案のようなキャラクター性はありませんが、他のどの案より軽やかで楽しそうなロゴが作れたと思っています。また、文字だけなのでイラストに重ねる使い方もある程度は可能です。

 
 

とりきちは、個人的にA案です(^^)


バードシッターへの関心が今後高まって、
少しでも多くの方々にご賛同いただけますように。
地道ですが2016年は、信念をもって行動に移してまいります。

ご賛同いただける方は、ツイッター、フェイスブックなどで、
この記事を拡散いただけると有り難いです。


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