中学英文法でどこまで話せる?
「文法を忘れてしまったから話せない」「単語をもっとたくさん覚えないと」という話をよく聞きます。でも、高度な文法や多くの単語って、会話をするうえで本当に必要なのでしょうか?誰もが知っているはずの、中学校で習った英語を見直してみましょう。
会話の基本的な英文法は中学程度でOK!
「文法や単語がわからないから話せない」という方、例えば、次の例を見てみてください。
この中には、次のような文法項目が使われています。
いずれも、中学3年間の間に習う内容ばかりです。How の使い方を覚えておけば、How about ~?(~はどうですか?)だけでなく、以下のように尋ねることもできます。
ほかにも、疑問詞+不定詞を使ったI don’t know what to do.(どうすればいいかわからない)、関係代名詞を使ったDo you know the writer who wrote this book?(この本を書いた作家を知ってる?)なども、中学生のうちに習っています!
単語はどれくらい知っていればいい?
単語については、現在、中学3年間で1,200語習うとされています。日常会話に必要な単語数は2,000語程度とのこと、実は中学生のうちに必要な単語数の半分以上を覚えることになります。
また、中学で習う1,200語の中にも、意外に意味を忘れがちなものが含まれています。皆さんは、次の単語の意味を覚えているでしょうか。
1は「借りる」、2は「消える、姿を消す」、3は「媒体、中間」、4は「ほかに」、5は「むだにする、廃棄物」といった意味です。
思い出せなかった!という人は、身近なところにある中学生用の教材で、自分がどれだけ中学英語の単語を覚えているか、確認してみてください。一見簡単に見えるものでも、Monday(月曜日), Tuesday(火曜日), Wednesday(水曜日) …といった曜日の名前、January(1月), February(2月), March(3月) … といった月の名前などが、間違えずにすらすら出てくるようになることも大切です。
また、すでに知っている単語を、会話の中でうまく使いこなせるようになることが肝心。例えば、以下の文の( )の中には、どのような語が入るでしょうか(きっと皆さんご存じのはずの単語です)
こういった表現は、一度覚えるとそれですぐに使えるようになるというわけではなく、何度も聞いたり自分で言ってみたりしながら、自然に口から出せるようになる必要があります。
普段の会話では、高度な文法を駆使したり難しい単語を知っていたりすることが、それほど重要ではないということがわかってもらえたでしょうか。
まずは中学英語の教材を見直して、基本的な知識がしっかり身についているかどうか確認してみてください。あとはひたすらそれを聞いたりしゃべったりする機会を見つけ、生きた英語の表現を次第に自分のモノにしていってください!
(rarejob.com より)