【シューズ・インソール×SPEC ~踵骨Ⅱ~】
シューズ・インソールがかかとに与える情報Ⅱです。
●横サポート+かかと上向き
この性質のシューズ・インソールは、股関節内旋、センター上向きで蹴りだし優位の動作を誘導します。
重心が土踏まずにのる性質なので、しっかり地面を押す(ける)という動作が強調されます。
この性質のシューズ・インソールに合うのが、SPECの分類ではFE(Front Extention)という傾向になります。
FEはセンター上向き、二軸で前方の空間優位に動作を行う傾向を持ちます。
骨盤・腰椎が前弯、胸椎が後弯と体幹の「S字」が確保され、土踏まずの上にまっすぐ積み重なると身体に合ってきます。
走る・歩くにおいては、体幹は起き、蹴りだし優位になります。
「いかに地面を押せるか」が大切な傾向であり、ストライドでタイミングをとります。
この時、下肢の動きをつかさどるのが、股関節と膝関節となります。
ですので、よくいわれる「股関節を大きく」という動作イメージがよく合う傾向となります。
メディアなどでよく出てくる身体の使い方が合うのですが、臨床上ではこの傾向の方は1~1.5割です。
テレビなどで世界の代表選手をみると、アメリカや韓国ではこの傾向の選手が多くみられます。
その影響でしょうか、スポーツ店で並んでいるバスケットボールシューズでは、この傾向のシューズの割合が多いです。
SPEC Physical Performance Academyの平澤でした。
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