【1日目】折立→太郎平→薬師岳→スゴ乗越→ザラ峠→獅子岳・龍王岳→浄土山→室堂 | 日々の日記(登山、機械式腕時計、クレカ・陸マイラー・沖縄・北海道、イタ車&バイクetc.)

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【1日目】
折立04:13→07:30太郎平07:58→09:32薬師岳山荘09:46→13:07スゴ乗越小屋13:27→15:29ビバークポイント

 南アルプス縦走時と同様に3時に起きて真っ暗な中を出発。朝起きた時は霧雨みたいな雨が降っていましたが、出発する頃には上がったようでしたんで、とりあえずザックのレインカバーだけしてカッパは着ずに出発。

↓ガスガス・・・


 折立から太郎平までは標高差で1000mあるので結構な急登かと思っていたのですが、標高差から感じるような急登でもなければ息が切れるというほどのものでもなく、また徐々にですが雲も切れて青空が見えるようになり、3時間ぐらいで太郎平小屋に着きました。

↓木道


↓徐々に雲も切れて青空が


↓見事な雲海になってきた


 ここでスマホの電源を入れると娘から「第1希望の会社から内定が出た」とメールが入っていました(笑)。

 雲の平への思いを断ち切り、薬師岳方面に歩みを進めます。日曜なので多くの人とすれ違いますが、意外に女性の単独者や外人さんが多かったように思いました。

 太郎平小屋からしばらく行くとテント場があり、そこから薬師岳への登りになります。ココまでの登りはたいしたことがなかったのですけど、さすがに3000m級の山への登りはキツイです。この縦走路は他の北アルプスの縦走路と違って穏やかな、なだらかな道なのかと想像していたのですけど、やはり北アルプスの縦走路はどこもそれなりにキツイですね(笑)。

↓太郎平小屋から黒部五郎方面


↓薬師峠テント場


↓天候は回復


↓パノラマ写真


 薬師岳山荘でジュースを買い休憩(ペットボトル600円 少し高くないか?)。その後薬師岳へ向かいますが、多くの方が太郎平やこの小屋から薬師岳へのピストンのようで、そこの先への縦走路になるとかなり登山者が減りました。

 天候は回復し雨の心配はないものの、完全にガスが取れることはなく、でもかえって雲があるが故に雲海が見られたり、その雲の動きに驚いたり、それなりに楽しめました。
 やがて突然山小屋が視界に入り、今日の幕営予定地であるスゴ乗越小屋に13時すぎに到着しました。

↓薬師岳山荘


↓ガスは完全には取れない・・・


↓突然スゴ乗越小屋が視界に入る


 とりあえず今日の幕営予定地には着いたのですが、太郎平で見た天気予報では今日・明日と天気は良いものの明後日はあまり良くなく、予定通り明日中の室堂下山を考えていました。ただこの先は約5時間ほど先にある五色が原までテント場がないので今日はココで幕営する予定にしていたのですけど、明日の地図上での所要予定時間は約12時間・・・ 一方、室堂から富山方面に向かう最終バスは17時・・・ いつものように3時に起きて4時半ごろ出発していたら間に合うかどうか微妙なタイミング・・・

 てなことで、太郎平に着いたころから南アルプスに続いて「ビバーク作戦」を立てていました(笑)。この日はまだ13時半ですし、この日のうちにあわよくば五色が原まで進むことができれば明日がラクですし最終バスにも余裕で間に合うでしょう。
 しかし地図上の所要時間を参考にすると、五色が原に明るいうちには着きそうにもなかったので、小屋で昼食を頼みつつ飲料水と調理時の水を補給。サッとうどんを流し込んでそそくさに出発し、ビバークポイントを探します(翌日の所要時間から見て、結果的には明るいうちに五色が原に着いたと思われましたが)。
 2時間ほど行くといくつか良さげなビバークポイントが見つかりますが、テントを張ると登山道にはみ出るような個所だったりするのでさらに先に進み、なんとか登山道にはみ出ることもなくまた高山植物にも影響を与えない、登山道脇のサイトを見つけてテントを張りました。
 多少斜めになってはいますが、ゼイタクは言えません。また1本ドラマを見て時間を潰し食事をとって寝ましたが、斜めになっているので気が付くとテントの傾いた方へズリ落ちているのがわかって都度起きてしまい、あまりよくは眠れませんでした・・・

↓スゴ乗越小屋のうどん。お姉さんは美人だったがうどんは今一つ・・・


↓小屋のテント場


↓ビバークポイント


↓テントの中から



【翌日へ】