・「台湾人はなぜ親日なのか」 フジテレビあいのりより ~知らなかった歴史を知るということ~ | アジアの真実

・「台湾人はなぜ親日なのか」 フジテレビあいのりより ~知らなかった歴史を知るということ~

日本精神:フジテレビ あいのりHP

この日メンバーが向かったのは台北から1時間の場所にある『大渓』。やってきたのはとある公園。すると・・・

 モリケン「燈籠だ」
 グラさん「てかなんか日本ぽい感じの」
 鉄平「えっ?なんで日本の神社がここにあるの?」
 林さん「ここは昔日本人が造った神社があった場所 その後中国人に壊されて 今これしか残っていない」

さらに奥に進むと日本式の木造の古い建物。そして瓦屋根。すると・・・

 おばあさん「こんにちは」
 メンバー「こんにちは」
 おばあさん「日本の方ですか?」
 メンバー「はい」

一人のおばあさんが日本語で話しかけてきた。 実はこれまでも「コンバンワ」「オソナエモノ」たくさんの日本語をしゃべる台湾の人たちと出会ってきた。

 グラさん「日本の方なんですか?」
 おばあさん「いいえ 台湾人です」
 モリケン「台湾の方で」
 おばあさん「はい はい」

しかし、おばあさん「私は李という者で日本の名前は樺島です 日本人大好きです 今でも心の中では日本人だと思っています」自分のことを日本人だと思っているというおばあさん。これは一体、どういう事なのか?


~あいのり講座・日本人大好き台湾の謎~

 19世紀末、日本は日清戦争に勝利。清の領土であった台湾の統治権を得た。これ以降およそ50年間台湾は日本の植民地となったのだ。日本がとったのは同化政策。つまり台湾を完全に日本化しようとする政策である。
 台湾人の名字も日本名に。教育も日本語で行い、台湾人を日本人にしようとした。さらに、生活のレベルを日本と同じにするため様々なインフラを整備した。台湾の南北を結ぶ縦断鉄道を建設、広い道路を造り上下水道を街中に整え大きな病院も造った。それらは当時の日本よりも優れた設備だった。
 当時貧しさと闘っていた台湾の人たちの生活はどんどん改善されていった。日本の取った同化政策が結果的に台湾を豊かにしたのだ。


 李さん「日本人の方はね台湾に来て いろいろ建設しましたよ みんな日本のおかげですよ 日本(時代)の時は 日本の正月迎えます 玄関の前にね 門松を立てて」
 モリケン「あぁ 今も」
 李「今もある?そしてあの国旗も掲げます」

 

そんな平和な台湾に激動の波が押し寄せる。1945年第二次世界大戦に敗れた日本は再び台湾を今の中国へと返還。しかし、当時の中国は二つに割れていた。毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党。毛沢東の勢力に負けた蒋介石は大陸中国を追われ台湾を統治。独立国を宣言して、国連に加盟した。

 遅れること26年、1971年に国連が大陸中国の加盟を承認し、アメリカや日本も賛成。これに納得のいかない台湾は国連から脱退。このとき以来台湾は国際的には、中国の一地方として位置づけられてしまった。しかしその後台湾は、めざましい経済発展を遂げた。
 その礎を築いたのは日本だと考えているため台湾には親日的な人が多いのである。


 モリケン「日本人に対する恨みは何もない?」
 李さん「ないです 皆日本慕ってますよ あの恨んでないですよ」
 ねこ「自分は日本人?それとも台湾人?中国人?どの国?」
 李さん「みんな今はね中国人とは思わない台湾人 だけど心の中ではまだ日本人みたいですよ みたいに思っています みんな日本時代はもうとても教育も受けてよく教えてくれた 日本精神をね みなさん日本精神わかる?日本精神というのは義理堅い 真面目 勤勉であって 台湾人は日本人よりも日本精神を守っているそうです」
メンバー「ははは」
 李さん「日本を大事にしてください 私達の好きな日本をね そして日本と台湾の架け橋の新しい方になってください」
 モリケン「はい」
 李さん「私もとても期待しています やっぱり日本人が好きだから・・・」

 

日本人以上に日本を大切にしている台湾の人達。日本が承認している世界の国は191カ国。その中に台湾は入っていない・・・


 

 8月13日にフジテレビ系で放送された「あいのり」で台湾はどうして親日的なのか。という内容が放送されていました。私はリアルタイムでの放送は見逃しましたが、公式HPと該当部分の動画などで大枠を知りました。(→参考動画)

 当Blogでも過去に、高砂族の話 や、「日本人はとても素敵だった」 という書籍の紹介などで、台湾の親日ぶりを紹介してきました。我々が受けた自虐教育や、中国や韓国による度が過ぎる反日ぶりを紹介するマスコミからだけの情報にしか触れていないと、日本が統治、駐屯していた国では、日本は悪の限りを尽くしており、全ての国と国民が日本を恨んでいるはず。と思い込みがちです。この番組で登場するおばあさんのあまりの親日ぶりに驚き、「日本に対する恨みは何もない?」と聞いてしまった若者の言葉がそれを強く表しています。彼は別に特別無知なわけでもない。残念ながら、自虐史観に侵されている多くの日本人は同じ考えを持ってしまうことでしょう。しかしながら、彼らはこのおばあさんの話を聞き、過去の日本に対し、どことなく心地よい、今までと何か違う感情が芽生えたのではないでしょうか。


 台湾問題についても、まだ日本ではタブーであるという印象が拭えません。建前上、日本は政府として「一つの中国」制度を支持していることになっている為、台湾問題についてあまりマスコミが詳しく触れることはないように思えます。その為、台湾問題に対する本音と建前を正確に理解していない人は案外多いのかもしれません。台湾への軍事侵攻のタイミングを中国が虎視眈々と狙っていることを知っている人はどれくらいいるでしょうか。またそのとき日本がどうするべきなのか、何ができるのかを考えたことがある人はどれくらいいるでしょうか。上記の番組引用の最後の言葉がそれを考えさせてくれる一つのきっかけになっています。

 

 つくる会の教科書へ対する執拗な攻撃などを見て分かるとおり、歴史をもう一方から見ようとするとき、日本ではその動きを封殺しようとする動きがまだまだあります。それは国内の反日団体であったりマスコミであったり、また中国や韓国の民間や政府機関であったり・・・

 しかしながら我々日本人は、今それを知る必要があります同じく統治を行った韓国でも同様にインフラ整備を行い、同じく教育を行ったはずなのに、なぜ韓国ではそれが全て搾取と虐殺という言葉に摩り替わってしまっているのだろうか。その意図は何なのか。なぜこれほどまでに台湾と韓国は違うのか。一方的な情報だけでは、この答えを見つけるどころか、この疑問にすらたどり着けないのです。


 このようなBlogで記事を発信し続けるのと比べ、たとえ短時間でも全国区の番組でテレビ放送されるのでは影響力に圧倒的な差があります。今回人気番組の中でこのような内容の放送がされたことを嬉しく思います。今回の放送を機会に、少しでも多くの人が何かに気づき、興味を持ってくれたらと思います。


参考過去記事:

・アジア各国から見た太平洋戦争4(台湾)

「高砂義勇兵慰霊碑」落成 ~故郷に眠る大和魂を持った台湾人の英霊達~

・中共に毒さた外省人により大半が撤去された高砂族慰霊碑 ~踏みにじられた高砂族の誇りと歴史~

・我々には重すぎる高砂族の方からのお詫びの言葉  ~詫びないで下さい~

・台湾に祭られる日本軍人 ~鎮安堂 飛虎将軍廟~


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参考書籍:

日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景
楊 素秋


台湾と日本・交流秘話
名越 二荒之助 草開 省三
4886561233


帰らざる日本人―台湾人として世界史から見ても日本の台湾統治は政策として上々だったと思います
蔡 敏三
4434056263