塩レモンで色々 | Lancashire スローライフ

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イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
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8月は、寒くなってきて、お天気もパッとしない日が多かったので、このまま秋突入・・・と思ってましたが、ここ数日、又、暖かさが戻ってきました~
この数日、外のデッキでご飯食べてます。
もう少しこの天気、続いてくれるといいけど・・・

昨日の夜は、USオープンをTV観戦してたんですが、錦織選手ベスト4進出ですよ。
頑張りましたね。
なんと、日本人がUSオープンでベスト4入りしたのは、96年ぶり、グランドスラム大会としても81年ぶりだそうです。
久々の快挙ですね。
そして、伊達クルム公子選手も女子ダブルスで、ベスト4入りです。
伊達クルム選手、40歳超えてると言うのに、すごいですよね。
彼女は、何歳までプレーするのかな?

遅くなりましたが、やっと自家製塩レモンの紹介です。

日本に帰省していた時、TVで紹介されていた塩レモン。
最近、話題になってて、日本でも馴染みの調味料になってますよね(もしかするともう過去形になってるかな?)。
塩レモンとは、レモンを塩漬けにして発酵させた物で、モロッコ等では、タジン鍋の煮込み等、色んな料理の調味料として使われているそうです。

作り方も簡単だったので、これは、イギリスに戻ったら作ってみなくては・・・と思ってて、戻ってきてすぐに仕込んでみました。

たまたま、スーパーでノンワックスの大きなレモンが売ってたので、即購入です。



どんなに大きかったかと言うと、左の小さいレモンが普通サイズ。
使用したのが、右の2つです。
イタリア産だったのかな?ほんと大きいレモンでした。

塩レモン、串切りにしたり、輪切りのスライスして作ってる人もいて、本場モロッコでは、レモン丸ごと漬けたりするようですが、私は、8等分の串切りにしてみました。



煮沸消毒した瓶にレモン、塩、レモン・・・と交互に押し込んでいきます。
塩分も人によって、10%~30%位と色々だったので、私は、10%塩分で、岩塩を使用しました。

  


左が漬けた直後で、右が2週間後位です。

初めて漬けたので、どんな感じになったら、ちゃんと出来てるのかわからず・・・

1週間後位から使用するとか、2週間後位から使えるという事だったので、私は、2週間後で使ってみました。

  


鮭の野菜たっぷり煮。
生鮭の上にみじん切りにした塩レモンを載せて、塩レモンのレモン汁も少し入れて、後はワイン少量と野菜からの旨味で。

結果・・・
うちのは、2週間後では、まだ、発酵が足りなかったようで、ちょっと部分的に、しょっぱいし、レモンもシャープな感じ~
でも、塩レモンがまろやかになったら、美味しくなりそうだなって感じでした。

この塩レモン、漬けこんでから、毎日朝・晩、瓶をよく振った方がいいようで、実は、私、漬けこんでからすぐロンドンに旅行に出てしまったので、結構、ほったらかしだったんです。
最初は、上までたっぷり入ってるので、振ってもなかなか混ざってくれないし。
それで、馴染むのに時間がかかってたんじゃないかな?
後、2、3日後で水分が8割まで上がってこない場合は、レモン汁を加えた方が良かったようですが、そんな事知らずに、水分も少なかったから、上の方のレモンは、うまく発酵できてなかったようです。

それで、この後、思い切り瓶をカシャカシャして、もうしばらく放置。
結局、1か月後位経ったら、確かに蓋を開けた時の香りがふわっといい香りになってて、ただのレモンの香りとは違うマイルドな香りになってきて、皮まで柔らかくなってきました。
やっと、出来上がった様なので、色々な料理に使い始めました。

  

昨年、レモン胡椒をまぶしたチキンをBBQで焼いて食べるのも気に入ってたんですが、今年は、塩レモンです。
レモン胡椒の場合は、外側にだけまぶすとレモンの香りが飛んでしまいがちだったので、皮の下にも塗りこんでます。
右の焼き上がり、右のつまようじの刺さってるのが塩レモンチキンです。左のはジャークチキン。
やっぱり、焦げやすいんですが、この塩レモンチキン、レモン胡椒より、レモンの風味が強くて、レモン味のチキンですごく美味しくなってました。
これ、BBQにもすごくいいです。

先月紹介した結婚記念日に食べた豚バラのローストにも刷り込んでみたり、サーモンのパイ包み焼した時に、ジェノベーゼソース、塩レモンみじん切り、パン粉を混ぜた物をサーモンに載せて、パイ生地で包んでオーブンで焼いてみたり(写真がなかった~)。
全く、塩を使わず、この塩レモンをちょっと加えるだけで、程よい塩加減とレモンの爽やかさが口に拡がって、ちょっとお上品な仕上がりになるような・・・。

サラダ用のドレッシングは、塩レモンのみじん切りにオリーブオイル、白ワインビネガー、砂糖、ブラックペッパーに醤油をちょっと加えて混ぜただけ。
これも、爽やかでサラダモリモリ食べれちゃいます。
先日、お試しで、日本人の友達と集まっての持ち寄りランチの時にこのドレッシング持って行ったら、みんなに大好評でした。
これ、作って売って~とまで。


ワカモレ(アボカドのディップ)にも混ぜ込んでみたけど、ただレモン汁入れるより、爽やかなレモン風味があって、美味しかったし、エビとアボカドのサラダにも混ぜてみました。



マヨネーズ使わなくても塩レモンと胡椒、ディルで、上品な味のサラダの出来上がり~。
マヨネーズ使ってないので、ちょっとヘルシー感もあり、パクパク食べれちゃいました。
ツナ入りマカロニサラダにも混ぜ込んで見たり・・・



後は、塩レモン炒飯も作ってみたけど、これもさっぱりしてて、レモンの風味がいい感じ。
まさに夏向きの炒飯かも。
塩レモン焼きそばが美味しいと聞いてたので、私は、塩レモン焼きうどんにしてみたけど、こちらも美味しかったし、パエリア作る時にも一切れの塩レモン丸ごと加えて、作ってみたら、最後にレモン汁をかけるより、レモン風味が濃くて、いい感じでした。
ほんとに何でも合います。

私は、ほとんど、みじん切りにして混ぜ込んでますが、2ヶ月位経ったら、皮もすごく柔らかくなってて、ちょっと叩きにするだけで、ペースト状みたいになってます。
煮込み料理なら、串切り丸ごと入れたり、出来上がった塩レモンのレモン汁も使えるし、色々使えて、万能調味料と言われるのがわかる気がします。
何より、レモンと塩だけと簡単にできるのも手軽に作れて、人気になった秘密かな?

気になった方、自分の好みに合わせた塩レモン、作ってみませんか~?
これだけで、いつもの料理が、又、違った味になって、楽しめますよ。