Derby滞在 ~Chatsworth 2~ | Lancashire スローライフ

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先日のChatsworthの続きです。



1階から見た写真を前回、紹介しましたが、2階から見たPainted Hallです。
天井も壁画も巨大で、2階から見た方が絵画はよく見えました。



勿論、この階段も豪華ですよね~。


こちらは、Libraryです。
デボンシャー公爵1世がLong Galleryにしていたのをデボンシャー公爵6世が図書室に変えたそうです。
チャッツワースには、なんと30,000冊以上の本が揃っていて、かなり貴重なオリジナル本も色々あるようで、その中には、ラファエロやレンブラントの絵画やコピーも含まれているそうです。

  


Ante-Library
こちらも小さな図書室の一つです。
右側の本棚は、ちょうど円形になった壁にはまってて、本棚に囲まれた空間のようになっていました。



この部屋の窓からは、広~いお庭が見渡せました。


Great Dining Room
このダイニングルームが初めて使われたのは、13歳のビクトリア王女(後の女王)の為に開かれたディナーだったとか。
そのディナーの為に前日にリハーサルで料理が作られたらしいですよ。



テーブルの中央には、銀の燭台や水差しなどが並んでました。


これ、気付きましたか?
フォークの置き方が、背を上にしてるんです。
この当時、貴族達は、袖にフリルがついてたので、そのフリルがひっかからないようにとか、なんかそんな感じだったらしいです。

このダイニングルームは、今でも特別な機会には使われているようです。




Sketch Gallery
南、西、北の廊下にこのスケッチギャラリーがあって、この家族のコレクションが色々飾られてました。
絵画や、食器の他にシドニーオリンピックだったかの金メダルもありました。
このチャッツワースの馬がオリンピックに出場してたようです。

そして、この上の写真のほうきは、2002年5月17日に2002 Heywood Hill 文学賞の授賞式がチャッツワースで行われ、その時にハリーポッターの著者であるJ.K Rowlingがチャッツワースにプレゼントしたようです。
このHeywood Hill 文学賞は、1991年にロンドンにあるHeywood Hill Book Shopをデボンシャー公爵が購入しており、年に1回、本を楽しむ事に貢献した著者、編集者、評論家、収集家、出版社等に贈られている賞です。

このチャッツワース、実は、1938年~1959年までは、家族は誰も住んでいなかったようです。
戦時中に学校として開放してたようです。
1944年にデボンシャー公爵10世の長男William(彼は、JFKの妹Kathleen Kennedy と結婚) が家族の予期なしに戦死をとげ、1950年には、デボンシャー公爵10世も亡くなり、次男であったAndrewがデボンシャー公爵11世になり、相続税80%を支払う事になり(土地の一部を売却もしたようです)、1959年に奥さんと一緒にチャッツワースに戻り、最初は最小限のスタッフと予算でなんとかやりくりした生活を始め、徐々に軌道にのせ、Chatsworth House Trust Fundを設立し、一般公開したりして、国に頼らず、自分達だけで維持できているそうです。



Sculpture Gallery

この家族のコレクション、ほんとに幅広く、こんな彫刻ギャラリーまでありました。
この部屋は、映画『プライドと偏見』で撮影に使われてた場所の一つです。



お土産屋さんでは、こんな可愛い動物のアイシングクッキーなんかも売ってました。


これで、お屋敷の紹介はおしまいですが、お庭も広かったので、又、後日紹介します。