さよならのあとで ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
愛の挽歌 つなき&みどり
1968年(昭和43年)12月9日付け オリコン・ランキング
1位 恋の季節 ピンキーとキラーズ
2位 今は幸せかい 佐川満男
3位 さよならのあとで ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
4位 夕月 黛ジュン
5位 サウンド・オブ・サイレンス サイモン&ガーファンクル
6位 知りすぎたのね ロス・インディオス
7位 朝のくちづけ 伊東ゆかり
8位 ヘイ・ジュード ビートルズ
9位 長崎ブルース 青江三奈
10位 年上の女 森進一
さよならのあとで
久々のグループ・サウンズです。
この曲あたりから、すっかり歌謡曲路線が強くなったジャッキー吉川とブルー・コメッツ。
橋本淳・筒美京平コンビの歌謡ポップスというよりも、ムード歌謡コーラスかと思うほどです。
♪
さよならのあとで わたしの髪に
思いがけない あなたのくちづけ
お願いだから まごころこめて
愛してるともう一度 感じさせてね
はなれたくない 今夜のわたし
歌詞だけ見たら、ロスプリモスの曲?なんて思うかも。
なんとセリフも付いてます。
「寒くないかい 風が出てきたから 帰ろうか」
「さよならのあとで」 ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
http://www.youtube.com/watch?v=qRtp0jtohmc
作詞・橋本淳 作曲・筒美京平
この曲のボーカルは、ギターの三原綱木。
噂では、嫌々歌ったらしいが、見事にヒットしました。
やっぱりこの頃は、ムード歌謡が求められていた時代だったかも。
次曲は、その三原綱木が作曲した「雨の赤坂」という、これまたコテコテのムード歌謡でした。
三原綱木は、ブルーコメッツ解散後に、田代みどりとの夫婦デュオ”つなき&みどり”を結成。
「愛の挽歌」がヒットしました。
♪
古いピアノがある 店の片隅で
あの人に声かけられて 振りむいた
責めないで私を 理由(わけ)も聞かないで
翳(かげ)のあるまなざしにひかれた私
安い真珠の指輪を 愛のあかしに送られ
今さらあとへはひけない 夢が 夢が 夢がある
さびたナイフのような あの人の過去を
抱きしめて 幸せの虹を見た
「愛の挽歌」 つなき&みどり
http://www.youtube.com/watch?v=3o6WL4c98SE
作詞・橋本純 作曲・筒美京平
ちょっとジャズっぽい雰囲気で格好良いデュオですが、二人の離婚と共にコンビは解消されました。
田代みどりは、1960年代に「パイナップル・プリンセス」がヒットしたアイドルでしたので、このコンビには意外性がありました。
さよならのあとの今、三原綱木はザ・ニューブリードのバンドマスターですね。
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