第9地区
GW突入しましたね。\(^0^)/
この作品は映画館で予告を見て、
観たいと思った作品です。
しかも、私が映画批評で一番信頼しているおすぎさんが、
“今年一番の映画!”と言ったとか。
これは観ないわけにはいきません!
今日は映画の日。
映画館は満席でした。
アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如、
巨大な宇宙船が現れる。
船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果ていたので、
政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、
彼らを住まわせることにする。
28年後、第9地区のスラム化し、
超国家機関MNUは宇宙人たちの強制収容所への移住を決定し、
現場責任者ヴィカスを派遣するのだが…。
アカデミー賞作品賞にノミネート作品は3作目ですが、
ノミネート作品では、
この作品が今のところ一番面白かったです。\(^0^)/
最初はドキュメンタリーっぽく入っていって、
真ん中から急にエンターテインメントっぽくなるのは、
「ハート・ロッカー 」と同じ構成なのです。
流行りなのでしょうか?
前半は1つの民族をさげすみ、
自分たちの都合の良いように侵略していく様子が、
とてもリアリティがあって、怖かったです。
また舞台が南アフリカ共和国で、
ナイジェリア人がかんでいるというのもね、
どうなんでしょう?( ^ _ ^;
セリフにもありますが、
「誰もが自分だけには起きないと思っている」ことが、
もし、自分に起きたらと思ってしまう。
彼に起こったことが自分にも起きて、
精神的ショックの上に、デタラメなことを報道され、
追われて、実験材料にされる、みたいな。。。
そこも現実味があって怖かったので
中盤から急にお芝居っぽい展開になって、
逆に安心しました。f(^^;)
後半の展開はちょっと笑えちゃったりするんですよね。
突っ込みどころはあるのですが、勢いがあるので、
私は気になりませんでした。
突っ込みどころを超える面白さでした。
結構、唸ってしまった。
おすぎさんは、
”最後にはエビを応援したくなる”と言ってましたが、
それはなかったな。
というか、エビにはどうしても見えなかった。
虫っぽかったですね。( ^ _ ^;
B級映画っぽいので、
アカデミー賞は取れないのは仕方がないと思うのですけれど、
観て損はない映画かもしれません。
突拍子もないけど、妙にリアリティがあるのが凄い。
あまり知られてない人を使うことで作品のリアリティさを上げている。
作品で勝負しているって感じ。
動員数目当てで、
スターが意味なく、うじゃうじゃ出ているだけの作品よりずっと面白いです。
続編がありそうな終わり方ですが、
変に作るよりは、このまま勝ち逃げして欲しい映画ですね。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★☆