アバター
この映画の予告を観た時、
その時は3D上映とは知らなかったせいもあるのですが、
ストーリーも、さんざん使いまわされたような話だし、
何を今更と思ったのです。
というわけで、全く観る気なしでした。
ところが、周りの評判がともかく良い!
特に映像。
これは3D映像というのを体験しておかねば。
ところが席の予約が取れません。
ようやく取れた席は大画面のスクリーンの
前から2列目。(+o+)
162分、中年の体は耐えられるでしょうか?
不安だ。(>_<)
さて、3D映像を楽しむためには
専用の眼鏡をかけなかればいけません。
で、素朴な疑問。
眼鏡の人はどうするのか?
ちゃんと上映前に係の人から
装着に関して説明がありました。
しかし、その説明なのですが、
・レンズに触らないで下さい。
・レンズとレンズの間にセンサーがあるのですが触らないで下さい。
と、ここまでは普通の説明なのですが、
・眼鏡の人は「眼鏡on眼鏡でお願いします」
と言っていて、笑ってしまいました。
「眼鏡on眼鏡」って日本語なのか?( ^ _ ^;
下半身不随になり、車いす生活を送る元海兵隊員ジェイクは、
“アバター・プログラム”への参加を要請され、衛星パンドラにやって来る。
彼は、人間とパンドラに住むナヴィ族の遺伝子から作られた肉体に
意識を送りこまれ、惑星の奥深くに分け入って行く。
慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、
ナヴィ族の王女に助けられる。
確かに映像は凄いですね。
日差しの加減とか、水しぶきとか、
実際の風景かと思ってしまう。
いろいろな臭いまでしてきそうです。
監督のジェームズ・キャメロン氏は、
「タイタニック 」 の時にも思いましたが、
ディテールが細かいですね。
私が感心したのは、
下半身不随になったジェイクの足の筋肉が
やせ細っていたことです。
ストーリーはですね、、、
「風の谷のナウシカ 」と「もののけ姫」を足して割ったような感じ。
友人は「エイリアン2」だと言ってましたが。( ^ _ ^;
前日にテレビで「もののけ姫」を観たので
余計にそう思ったのかも。
木が攻撃されて、葉っぱがハラハラ落ちるところは
シシ神の首が飛んで、こだまがハラハラ落ちるところ、
猪とかね。
愛馬(鳥)が死ぬところも、
映画にはないけれど、「風の谷のナウシカ 」を思い出しました。
パンドラ星人に怪我を負わされた隊長は、
蟲に手足をもがれたクシャナとか
その他諸々いろいろシンクロしてしまい
なんだかなーという気持ち。
感動はありませんでした。
それでも、気持ち悪かった青い人たちに
後半随分慣れてきたし、
退屈しなかったのは流石の作りだと思います。
でも映画館を出ると、
心には残らないんですよね。。。
この作品、ゴールデン・グローブ賞で
作品賞&監督賞受賞しましたね。
アカデミー賞はどうなるんでしょうか?
3Dの世界を体験するのはいいと思います。
百聞は一見にしかずです。
もしこの作品を観る方は、
絶対、3D版をオススメします。
隣の人が「眼鏡on眼鏡」を実践してましたが、
きつそうでしたね。( ^ _ ^;
可能な方はコンタクトの方がいいかもしれません。
余談ですが、
「アバター」のイントネーションを
平板読みにされると気持ち悪いのは
私だけですかね?
英語だと頭にアクセントが来ると思うのだけれど、
何故わざわざ平板読みにするのでしょうかねぇ?
「彼氏」を「カレシ」と言われるのは平気なのですけれどね。
余談でした。f(^^;)
※追記
もう1回観る機会があったので観たのです。
>「風の谷のナウシカ 」と「もののけ姫」を足して割ったような感じ。
と書きましたが、全く違いました
「神様(エイワ)はどちらかに加担することはない」
と言っておきながら、結局、加担して
暴力を肯定するのです。
アメリカの考え方、そのものです。
神が加担してくれるのだから、自分たちは正しい、
だから暴力で対抗してもよい、と。
「風の谷のナウシカ 」と「もののけ姫」は全く違います。
もっと深く、苦しいです。
騙されるところでした。(笑)
ストーリー ★★★
映像 ★★★★☆
音楽 ★★★
総合評価 ★★★☆