ハロウィン | 通覚寺副住職 釈和光日記

通覚寺副住職 釈和光日記

真宗大谷派 至心山 通覚寺の副住職の日記です。

世の中はハロウィンらしい。いつの間にこんなに広まったんだろう。私はハロウィンのハの字もない日を過ごしてます。

昨日は法務の後に食事をご一緒させていただきました。

浄土真宗ではお勤めだけでなくお話をせよと言われます。もちろんお話の機会は大切にしたいが、私はそれ以上に対話の機会を大切にしたいと思っています。

いろんな事を尋ねられました。
中でも面白かったのが、
「浄土真宗は修行をしないんですか」
「京都の学校ではどんなことをされていたんですか」

というもの。
定番と言えば定番だが、何回聞かれても何て答えようか考えさせられる。

修行をしていれば「これだけ修行を積みました」と言えるが、そういうことはしてない。何もしていないわけではない。しかしハッキリと言い切れないものがある。

その時その時で答えるが、コレといった正解はない。あってもひとつではない。人の答えが自分の答えとなるとは限らない。

こういうものが面白いなあと感じる。

以前、法話の機会で、聞いている人に質問をしたところ予想外の答えが帰ってきたことがある。こちらの用意していた正解とは違うけど、不正解ではない、とても素敵な答えだった。

答えが何かではなく、どんな問いが起こってきたか、が大切なことではないかと思う。



一転、今日は嬉しい出来事があった。昨日なかなか寝られず体調は悪かったが、それが吹き飛ぶほどの嬉しい出来事が。正確に言えばこれまでもあったが、今日始めて見た。

昨日までと同じはずのものが、これまでと違って見えるから不思議だ。