乗り越える | きゅーたんの愛犬教育ママ日記

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黒パグ♂「くま」の子育て系戦いの話です。
くまの弟ぎんがプラスされました(^_^;)
更に我が家史上最大のヘタレ犬
BCの「ホッシー」がプラスされました(^_^;)

大先生が警察犬関係の大会から無事帰ってきてくれた。

昨日は13日の競技会から本当にしばらくぶりに訓練所での訓練だった。


11月3日にはJKCの秋の本部大会いわゆる本部戦 に出る。


くまは、激戦のCD2で。

ぎんは、おまけの子としてCD1で。


この間の東北ブロックの時は、大先生の引いてる子と出がダブって、

大先生を頼ること無く自力で競技に出た。


遠征することも考慮に入れ始めた私としてはそれもよくて、

どこまで先生の力なしにやれるか?を試すチャンスでもあった。


昨日は・・・

ここ最近で最もまともな天気で、訓練を始めたときには雨は降ってなかった。


ただし。

訓練所のいつもの第2グラウンドはビショビショ。

傾斜地故、水溜まりが全く無いのが利点ってくらい。


くまは、本当に心の底からこう言う環境が大嫌いなんだろう。

変な足取りをして、出入り口でちゃんと座ると言うルールを強要させるのもぎりぎりな、

そんな感じで訓練はスタートした。


大先生も、あえてやらそうと思っていたと思う。

けど、私もあえて、やりたいとも思っていた。


東北ブロックで届かなかった0.4点は、伏臥にあったと思ったからだ。


先生に先ず、くまのビデオを見てもらった。

幾つかのかなり大きな自分で気がつかない私のミスが先ずあって、

それを拾ったら実はポイントが取れたんだと解った。


確実に取るには、やはり、くま的イヤな状態での伏臥は致命的で、

故に、昨日の訓練はビショビショでの伏臥に特化する事になった。


とにかくちゃんとやらせる事。

強く義務意識を持たせる。

それは、くまとの過去が非常に悪い私としては今やりたい事では無かった。

と、言うより、ヤバくなったらどうしようかと内心はすごく不安だった。


けれど・・・

嫌がるけど、くまは、応じようとする。

何とか頑張ってやりきる。


形はメチャクチャ。


けど、正確な形にならなくてもいい。と大先生は言う。

先ずは、やるって事が大切なんだと。


今のくまには・・・

頑張らせても、本当に応じてくれる力がある。

それを証明してくれる昨日の訓練だった。


今年の春だっただろうか?


くまが、私とは走れないと言う事に気がついて、

それを、どうにかして下さいと大先生に願った。


実は、それはとても難しいお願いだったらしく、意味深長に大先生が言った。

「絶対に指示を出さずにおやつで誘導して走り出せ。」と。

応じたらただ褒める。


くまには呪いの鎖がその時までついていた。

「走ってはいけない。」


それを解放することの価値も、方法も私には解らなかった。


これが、くまを長く長く縛っていた呪縛で、彼を優等生に見せていたそれだったんだ。


今年の春から。

くまとは走る事しかしなかった。


走るときには誘うだけで指示をしない。

徹底してたら、本当にくまが変わった。


くまは・・・


私と一緒に喜びを共有して走り回りたかったんだ。


出来ても出来なくてもそんなのはいい。


喜びを共有出来る様になった。

それは、1つ乗り越えたなって私は思えて、それが本当に嬉しい。


私達の大先生は、正しかったのだ。



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