「国際結婚」をしイギリスに暮らしていると日本で口にすると、あこがれと羨望のまなざしで見られることがあります。駐在や留学経験があったり、帰国子女であったり、海外というものを身近に感じる環境にある場合は別ですが、そういった人々は少数派です(日本のパスポート保有率は2016年時点で24%)。多くの人は、特に年代が上がるにつれて、「国際結婚=スマートな欧米人男性と西欧での優雅な生活」という思い込みがあるようです。
特に理由はありませんが、ふと気になって、日本におけるいわゆる「国際結婚」の動向を調べてみました。
国際結婚(夫または妻のどちらかが外国籍)は2006年をピークに減少傾向。2013年の時点では全婚姻数のおよそ3.3%。うち7割が日本人男性と外国籍女性との結婚、3割は日本人女性と外国籍男性との結婚です。日本人男性と結婚したお相手の女性の国籍は、ものすごくざっくりいうと、中国70%、フィリピン20%、韓国・朝鮮18%、タイ6%。一方日本人女性と結婚したお相手の国籍は、こちらもざっくり韓国・朝鮮30%、アメリカ20%、中国12%、ブラジル5%。
イギリスはまったくもって上位に入っていません。私達マイナー国際結婚組だったんですね。。。
さらに興味深いのが、都道府県別のデータ。国際結婚をする日本人男性の居住地トップは岐阜。それに愛知、千葉、東京、長野と続きます。自動車工場等が多く、労働者として来日する外国籍女性と日本人男性とが結婚に至るケースが多いようです。一方女性は沖縄県がトップ。次が東京、大阪、京都、神奈川と首都圏地域が上位に入ります。
さらにさらに、外国籍女性と結婚する日本人男性の平均年齢がおよそ43歳なのに対し、お相手の外国籍女性の平均年齢はなんと30歳。男性がかなり年上という年の差婚が多いんですね。日本人女性と外国籍男性とのカップルの場合、年の差はほぼ無いそうです。
ここから何が浮かび上がってくるでしょうか?皆さんの感想をお聞かせいただけるとありがたいです。