ヒルズ・ハブ・アイズ2 | KURI of the DEAD

ヒルズ・ハブ・アイズ2

食人一家に襲われる恐怖を描いた『ヒルズ・ハブ・アイズ 』の続編。監督は、マーティン・ワイズ、製作・脚本・キャラクター原案は、オリジナル作品『サランドラ』の生みの親、ウェス・クレイヴン。


【STORY】
カーター一家の悲劇から1年。問題の核実験場セクター16で、軍事目的で現地調査に訪れていた科学者たちが謎の失踪を遂げる。別の場所で、訓練を行っていた新兵一団と教官の軍曹は、セクター16に実験機材を運ぶためトラックで向かう。しかし、現地に到着しても誰もいない。不審に思い、無線で基地に連絡しようとするが核実験の放射能による影響なのか通じない。そこで一団は、行方不明の科学者たちの捜索をはじめるが、そこには恐怖の食人一家が待ち受けていた…。


【REVIEW】
前作『ヒルズ・ハブ・アイズ 』は、『サランドラ』のリメイクであるが、本作『ヒルズ・ハブ・アイズ2』は、『サランドラ2』のリメイクではない。生みの親ウェス・クレイヴンがかかわっていることから『サランドラ3』といったところか。『サランドラ2』とはまったく別のストーリー。よかった、よかった。


前作は、どこにでもいる家族が突然、畸形の食人一家に蹂躙されるという悲劇的なお話。そして本作は、キャッチコピー「生き残るのはどっちだ?今度は戦争だ!」にもあるように、食人一家VS軍隊という図式。なんか『エイリアン 』→『エイリアン2』を思い出す。

だがしかし、世界最強を誇るアメリカ軍がマジで食人一家と闘ってしまったら、食人一家といえどもさすがにかなわない。そこで、軍隊一団は新米のあまり実戦経験がなく頼りない兵士たちという設定にしているのである。

なるほど。


残念ながら、前作ほどの衝撃度もなく、食人一家たちも狂気度?が落ちていて少しがっかり。前作は『エイリアン 』のような、ただ相手を蹂躙するためにがむしゃらに向かってくる恐怖感があったのだが。
「今度は戦争だ!」というわりに、スケール感も感じないし。


唯一の救いは、タンクトップで泥や血まみれとなってがんばるヒロインのお姉さんだろう。あんな軍人絶対いないだろうが。


ここのところ、前作や『クライモリ 』シリーズなど、食人ものを続けて観ているせいなのか、いまいち新鮮さがなかった。時間を空けてまた観ることにしようかな。
エンターテインメント性は増した気がするので、前作よりは多くの人にオススメできるかな。


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【MARKING】
オススメ度:★★★★★★★7
えげつない度:★★★★★★★★8
ジョギリショック度:★★★★★★★7
禍々しい度:★★★★★★★7


【INFORMATION】

・原題:THE HILLS HAVE EYES 2

・製作年:2007年
・製作国:アメリカ
・監督:マーティン・ワイズ
・キャラクター原案:ウェス・クレイヴン
・製作総指揮:ジョナサン・デビン
・製作:ウェス・クレイヴン、ピーター・ロック、マリアンヌ・マッダレーナ
・脚本:ウェス・クレイヴン、ジョナサン・クレイヴン
・特殊メイク:KNB EFX
・出演:マイケル・マクミリアン、ジェシカ・ストループ、ダニエラ・アロンソ、ジェイコブ・バルガス、フレックス・アレクサンダー、ジェフ・コーバー、リー・トンプソン・ヤング、マイケル・ベイリー・スミス


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