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【STORY】 作品のあらすじ

【REVIEW】 作品の感想

【MARKING】 作品の評価(独断と偏見)

【INFORMATION】 原題、製作年、スタッフなど

※ネタバレしていることもありますので、ご了承ください。


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2011-09-20 22:31:37

ゾンビ襲来

テーマ:ZOMBIE
ゾンビ襲来

ニューギニアから古代の原始人をロンドンに持ち帰った科学者が遭遇する恐怖を描く。出演はクリストファー・リーとピーター・カッシングの名コンビ。

【STORY】
エマニュエル教授はニューギニアで古代原始人の骨を発掘し、ロンドンに持ち帰る。そしてその骨を水で洗うと濡れた箇所の骨が蘇生する再生した肉から血液を採取してみると謎の黒い細胞を発見する。エマニュエルは、これこそが悪の細胞であり、悪とは病であり治療が可能であるという説を唱える。そしてその血液から血清をつくるが…。

【REVIEW】
ハマーフィルムの怪奇映画の2大看板俳優クリストファー・リーとピーター・カッシング出演のこの作品。
クリストファー・リーは、『フランケンシュタインの逆襲』でクリーチャーを演じてその名を馳せ、ドラキュラ伯爵役で人気を不動のものとする。
ピーター・カッシングは、同じく『フランケンシュタインの逆襲』のフランケンシュタイン博士役や『吸血鬼ドラキュラ』でドラキュラ伯爵に対決を挑むヴァン・ヘルシング教授で人気を博した。
そしてこの作品ではゾンビである。ちなみに2人は、この作品以前にも『ゾンビ特急“地獄”行 』(ナイスタイトル)で共演しているが。

ピーター・カッシング演じる科学者エマニュエル教授。ニューギニアで古代原始人の骨を発掘し、世紀の大発見としてロンドンに骨を持ち帰る。その骨はネアンデルタール人の地層より深いところから発見されたが、頭部(脳)の大きさが異常に大きい。ついでに体も今の人間よりかなり大きい。見た目は宇宙人。古いのに進化した生物の骨ということで進化の理論が覆されたため、世紀の大発見なのである。うれしさのあまり愛娘ペネロピとの朝食も忘れるエマニュエル教授。

そのエマニュエル教授のもとに、精神病院に収容中であった妻が海外滞在中に死んだという手紙が届いていた。エマニュエル教授は慌てて精神病院へ。精神病院の院長はクリストファー・リー演じるジェームズ博士。エマニュエル教授と異母兄弟である。ジェームズは、エマニュエルの研究ばかりが認められていることに相当なジェラシーを持っているようだ。リクター賞(たぶん有名な権威のある賞)をもらうべく、水槽に脳や心臓や腕などを別々に入れて電気を流す実験をしている。フランケンシュタイン博士?

屋敷に戻ったエマニュエルは、例の骨について研究を始める。だがその前に、汚れた骨をきれいにしようと水をかけると、濡れた左手の中指に肉と皮が甦り始めたのである。何が起きたのか?
エマニュエルはさっそく生き返った組織から血液を採取し、顕微鏡で覗いてみる。そこには黒く毛の生えた、見るからに邪悪な感じの細胞が。これこそが「悪」を生み出す細胞であると考えたエマニュエル。つまり「悪」とは病気であり、「悪人」はこの細胞に感染した病気であるとの説を説きはじめる。すごい飛躍。
そしてこの細胞から血清を作れば予防接種の要領で、摂取された人間に免疫ができ、世の中から悪人がいなくなるとまで言いはじめるのである。

そのころ、死んだと思っていた母親が精神病院に収容されていて、最近になって死んだことを、禁止されていた母親の部屋に忍び込んで知ってしまったペネロピ。とてもショックを受ける。
愛娘のペネロピが遺伝で母親のように突然精神に異常を来さないか心配するエマニュエルは、効果が定かでない悪の血清を愛娘に投与してしまうのである。

だがしかし、残念なことに善人になるどころか、悪人になってしまったペネロピ。酒場に繰り出し絡んできた男を殺し、さらには精神病院から脱走した男も殺す。そして警察に御用となり精神病院に運び込まれる。
そこで血液検査をされ、謎の黒い細胞が見つかる。その報告が院長であるジェームズの耳に入り、エマニュエルが何か興味深い研究を行っていると悟のである。

ねぇ、ゾンビまだ?

ジェームズは娘を家に帰すついでに研究の情報を得ようとエマニュエルの家へ。ジェームズは共同研究の話を持ちかけるがジェームズは拒否。
ジェームズは改めて盗人を雇い、例の骨を盗み出すのである。
だがしかし、帰りの馬車で突然の雨。おまけに馬車転倒。骨がまんまと雨に濡れるという予定調和が発生する。

ここでやっと骨がゾンビに。全92分の作品で、開始から80分後にゾンビ登場。

甦ったゾンビ、一番最初のアクションは、「左手の中指がない!」。
(最初に中指だけが蘇生したとき、エマニュエルが切断したため)
ゾンビならそんなこと気にしないでほしかったが、几帳面にもエマニュエルの家に取りに戻るのである。

そしてエマニュエルの家の中へ。じわじわと追いかけるゾンビ。その風貌は宇宙人のようで、みなさんの想像するゾンビでは決してない。逃げるエマニュエル。しかし捕まり、中指をもぎ取られてしまう。
どうやらゾンビが戻ってくることを恐れたエマニュエルが中指を燃やしてしまったらしい。そりゃゾンビ怒るわ。

ここで場面は変わり、冒頭のシーンへ。年老いたエマニュエルがとある男に必死に悪の存在を説明している。このままでは悪に地球は滅ぼされると。悪から世界を助け出せるのは自分だけだと。
しかしその男は冷静に、私があなたを助けている。だから今治療しているのだ、と。その男は精神病院のスタッフだった。

そう。すべてはエマニュエルの妄想だった。
異母兄弟と思っていたジェームズはただの院長。愛娘ペネロピは近くの部屋に収容されていた女性だった。カリガリ博士?

しかしラスト。
助けてくれと哀願するエマニュエルのアップ。檻を持つその手には中指は無いのである。
一連の事件は本当にあったのか?エマニュエルの妄想なのか?観る者にゆだねられた思わせぶりなラストである。

ここまで読んでもらえればおわかりかと思うが、ほとんどゾンビは出てこない。ていうか見た目がいわゆるゾンビではない。人も食べない。もっというと発掘して勝手に持ち帰ったんだから「襲来」とも言い難い。
その代わりに、研究に没頭しすぎた(狂気の)科学者に最後に待ち受ける悲劇やエマニュエルとジェームズの対立、父と娘の愛と葛藤など見どころは十分にある作品である。そして2大俳優の演技。非常に上品。服装もおしゃれ。なんかかっこいい。


まあしかし、ここ名古屋では今はゾンビ襲来より台風襲来の方が恐ろしい。


【MARKING】
オススメ度:★★★★★5
えげつない度:★★2
で、骨の正体は?度:★★★★★★★★8
禍々しい度:★★★★★★6

【INFORMATION】
・原題:THE CREEPING FLESH
・製作年:1973年
・製作国:イギリス
・監督:フレディ・フランシス
・製作:マイケル・P・レッドボーン
・製作総指揮:ノーマン・プリゲン、トニー・テンサー
・脚本:ピーター・スペンスリー
・出演:クリストファー・リー、ピーター・カッシング、ジョージ・ベンソン、ケネス・J・ウォーレン、ダンカン・ラモント、ローナ・ヘイルブロン、ハリー・ロック

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2011-09-13 21:51:10

ガバリン

テーマ:MONSTER & ANIMAL
叔母の死後、住んでいた館に移り住んだ作家が遭遇する奇怪な現象を描いた作品。製作は『13日の金曜日』(監督/製作)『鮮血の美学』(製作)のショーン・S・カニンガム。監督は『13日の金曜日 パート2』『13日の金曜日 パート3』スティーヴ・マイナー。

【STORY】
ホラー作家として名を馳せたロジャーだが、叔母の家を家族で訪れた際に息子ジミーが突然失踪してしまう。その後、妻とは疎遠になり、執筆業もうまくいかない日々が続く。ある日、叔母の死をきっかけに叔母が住んでいた屋敷に移り住み、ベトナム戦争に行った自身の体験をベースにした作品を書き始める。しかしその屋敷では、夜の12時なると奇怪な現象が起こる…。

【REVIEW】
まず特筆すべきは、かの『13日の金曜日』の生みの親ショーン・S・カニンガムと『パート2』『パート3』監督のスティーヴ・マイナーの2人による「13金」コンビが手がけた作品ということである。ちなみに音楽も「13金」のハリー・マンフレディーニ。

原題が「HOUSE」ということで、いわゆるお化け屋敷ものである。
主人公はホラー作家のロジャー・コッブ。ベトナム戦争に参加した退役軍人である。ロジャーは家族を連れて叔母の屋敷を訪れるが、ふとした間に息子のジミーが姿を消してしまう。プールに飛び込んだり、叫び倒したりして探すが見つからない。
この頃から何やら様子がおかしかった叔母は、「この家の仕業」と自分の家にも関わらず不吉な言葉を発して母親の神経を逆なでしている。

それからというもの、妻とは不仲になり、仕事は思うようにいかず、公私ともに不遇の時代を迎えるロジャー。
だがしかし、ある日、叔母が屋敷で首を吊って死亡するという出来事が勃発。
息子の失踪が受け入れられないロジャーは、叔母の家に移り住み、前から書きたかったらしいベトナム戦争の自身の体験を基にした作品を書き始めるのである。
作品を書いている場面では、ベトナム戦地での回想シーンが挟まれる。ベトナムのジャングルのはずだが、いかにもスタジオ感丸出しのシーンである。

順調かどうかは定かでないが、作品を書き続けるロジャー。だがこの屋敷では次々とおかしな事が起こり始める。
壁に飾ってある巨大なカジキが動き出したり、樹木伐採用の巨大なハサミや鉈が飛んできたり・・・。しまいにはある部屋の押入の中から得体の知れない怪物が出現するのである。

という具合に、しばらく隣人のおとぼけキャラのハロルドも巻き込んで屋敷の怪奇現象によるドタバタ劇が繰り広げられる。
さらにはベトナム戦争時や息子の失踪などの辛い経験が主人公の悪夢の中で混ざり合って収拾のつかない状況となって、非常にわかりにくい展開となるのである。

結局はベトナム戦争時に敵に撃たれ負傷した同僚が「殺してくれ」と哀願したにも関わらず、見方を呼びに行ってしまったロジャーへの恨みが諸悪の根源だったようである。この同僚はロジャーが自分にとどめを刺さなかったばっかりに、その後連れて行かれて地獄の拷問を味わったそうで、その怒りたるやハンパではない様子。
その同僚ベンが怪物となってこの家に棲みつき、息子ジミーを奪い、叔母を自殺へと導き、ロジャーを攻撃していたようである。

死んだ叔母は亡霊となって現れ「この家は呪われている」といっていたが、家が呪われているというよりは、ロジャーが恨まれているといった方が正解ではないか。

ということで、叔母が生前に描いた絵をヒントに息子ジミーがいる鏡の中の世界へ行って無事ジムを救い出し、怪物ベンを手榴弾で首尾よくやっつけ、最後に絶妙のタイミングで妻が現れ抱き合っておしまい。
いろんな要素が詰め込まれており、観ていて飽きは来ないのだが、なんとなくすっきりしない展開。
単純に怪物とのドタバタ劇を楽しみたいところだが、やはり時代の流れか、怪物たちの造型にも物足りなさを感じる。
昔観たときはもっとおもしろかった気がするんだが・・・。

ちなみにDVDは絶版になっているようで、かなり高額で取引されているようである。Amazonでは1万円を超えている。

まあしかし、一番気になるのは「ガバリン」とは何のことなのか、であるが。


●関連作品・記事
13日の金曜日
13日の金曜日 パート2
13日の金曜日 パート3
鮮血の美学


【MARKING】
オススメ度:★★★★4
えげつない度:★★★3
なのに続編3作もあるよ度:★★★★★★★7
禍々しい度:★★★★★5

【INFORMATION】
・原題:HOUSE
・製作年:1986年
・製作国:アメリカ
・監督:スティーヴ・マイナー
・製作:ショーン・S・カニンガム
・原案:フレッド・デッカー
・脚本:イーサン・ワイリー
・出演:ウィリアム・カット、ジョージ・ウェント、リチャード・モール、ケイ・レンツ、マイケル・エンサイン、スーザン・フレンチ、メアリー・スタヴィン、エリック・シルヴァー、マーク・シルヴァー、アラン・オートリー

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2011-09-07 21:54:16

実は・・・

テーマ:GROUP



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