ソドンヨについて | 気になる映画とドラマノート

気になる映画とドラマノート

厳選名作映画とドラマを中心に、映画、テレビ番組について、思いついたこと、美麗な場面、ちょっと気になる場面に注目していきたいと思います。

最初、ソドンヨという題名の漢字を見て、なんだろう、と思いました。
(本当は原題は漢字三文字で、山芋を意味する難しい漢字に童謡です)
たぶん意味するのは「山芋っ子のうた」というのじゃないでしょうか。少し違うかも知れませんが。主人公の少年チャンは、母一人子一人で、貧しい少年時代を送ります。でも彼にとって、彼を守るためには、役人に叩かれて熱をだして寝込むことも厭わなかった、やさしいお母さんと、山芋を食べて暮らした頃が幸せだったんですね。
この気持ちをチャン少年はたった一人だけに話します。初恋の少女でとても笑顔の素敵でかしこいソンファ姫です。
ソンファ姫は、話を聞いてすぐに、じゃああなたを「ソドン」と呼ぶわね、と言います。山芋っ子とでも云う意味です。
ソンファ姫はもちろん馬鹿にしているわけではありません。
ソンファ姫は新羅シルラの国王の娘で、農作物の豊作を願う、農耕祭儀を行うのですが、その時同年代の少年を相手として指名します。通例としては、王宮の高官の子弟を指名することになっているのですが、ソンファ姫はどこの誰かもわからないソドンを指名して、父親にひどく叱られます。しかし、ソンファ姫はとても聡明な女の子なので、臆せずに反論するのです。(続く)