川越style「CLOVER plus」川越の贈り物・縁起物の店&貸しスペース | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

2014年7月にオープンした「CLOVER plus(クローバープラス)」さんのことは、

オープンした直後に取材して記事にしていますが、

あれから2年半という月日の間に、お店の形、方向が少し変わっています。

今読み返すと、現状とかなり違うことが気になるのも事実。。。

お店の記事を作るのはオープンしたタイミングが多いですが、

お店というのは、オープンした時が完成ではなく、それがあくまでスタートラインであり、

そこから日々変化・深化していき、一年経ったらダイナミックに変わっていた、ということがよくありますが、

CLOVER plusの変化は、よりお店の想いがくっきりと鮮明になった形となっていることを知って、改めて紹介したいと思います。

お店があるのは、連雀町にある蓮馨寺の裏通り沿い、

分かりやすい経路だと、本川越駅から北へ向かい蓮馨寺を過ぎ、

仲町交差点を左に折れてセブンイレブンを越えたら、また左に入って行く。

 

 

 

落ち着いた雰囲気が漂う蓮馨寺の裏通り沿いにそっとあるような、CLOVER plusさん。

 


 

 

一体お店がどう変わったのか、という内容は、外に掲示された看板に書かれていることですぐに解ります。

贈り物や縁起物のお店として個性を際立たせているのです。

川越にいろんな個人雑貨店がある中で、こういう切り口のお店というのは類を見ない。
『心に温もりや生きるチカラを与えてくれる「贈り物」…
クローバープラスは縁起物を中心とした贈り物の店です』

街を見回せば、川越にはいろんなところに「ご縁」をテーマにしたものが多くなって、

街としての流れにも沿っている感があります。

なぜ、贈り物・縁起物のお店に変化していったのかというのは・・・

単に、売れそうだからなどという表層的なことではなく、

CLOVER plusの店主篠原さんが行き着くべくして行き着いた形であり、必然的な形でした。

その経緯は後程明らかにします。。。

オープン直後にもその思いを語ってはいましたが、あの時はまだイメージの段階で、ここまでになるとは思いもしなかった。

今の形が篠原さんにとっての本当のCLOVER plusだと思うので、以前の記事は削除してこちらの記事を残します。

贈り物、縁起物のお店であり、そしてもう一つの個性、キッチン付貸しスペースの機能は、もちろん今でも、今後も、大切に続いていきます。

店内に入ると、篠原さんが「思い描いたものを全部表現した」という空間は、

一つひとつにこだわり、扉に、その取っ手に、棚に床、テーブルに至るまで、温もりある木がふんだんに使われています。

 

 

店内は二つの空間からなっていて、入口入ってすぐの場が、「楽La・てしごと」。

棚には、贈り物・縁起物をテーマにした雑貨がずらりと並ぶ。

現在取り扱っている作家さんは・・・
・atelierPOOKA
http://ameblo.jp/neko-pooka/
・ウシコデザイン
http://ameblo.jp/ushiko-design/
・SHOKO
http://ameblo.jp/cloverplus2014/theme-10096238443.html<br>
・Kemo
http://maki-koya.wixsite.com/kemo<br>
・はーべすと
https://harvest1995.jimdo.com/<br>
・恵雪
https://keisetu.jimdo.com/
・チョークピット
http://chalkpit.biz/
・Kira’s Stone
http://www.tennenseki-kirastone.com/<br>
・千慶
http://www.oshie.jp.net/
・花むすび
http://ameblo.jp/therapy-room-pale-moon/<br>

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 



 

そして店内奥の「楽La・くうかん」と名付けられた空間は、キッチン付きの貸しスペース。

そこは、ギャラリーとして個展・グループ展に、自分が講師となって開く教室・講習に、友人たちとの集まり、打ち合わせに、多目的な使い方ができる場です。

 

 

 

キッチン付きの貸しスペースというのが川越でも珍しく、

調理可の保健所の許可を取った場なので、洋を問わず料理はなんでも提供OK。お酒も提供できます。

楽La・くうかんの利用は例えば・・・

【個展・グループ展】
​■利用時間 11:00~17:00
●展示スペース ◇4.30×2.50=10.75㎡ ◇壁面4.30+移動壁4.31=8.61m
●天井 2.40m
●出入口寸法 高さ2m×幅0.70m
●テーブル寸法 1.80m×0.90m
●椅子のタイプ 通常イス・長イス・丸イス
■基本料金 《スポットライト・冷暖房サービス》
1日 /  6,500円
2日 /12,500円
3日 /19,000円
1w(6日)/24,000円
 ■サービス時間
 ●搬入として1時間(10時~可能)
 搬出は基本、営業時間内に終了(~17時)

【教室・ワークショップ・集まり〜料理作り含む・セミナー・打合せなど】
~ 60種類を超える様々な用途で利用されています ~
​■利用時間 11:00~17:00 [キッチン使用の場合、16時まで]
●広さ 23.18㎡(キッチンスペース含む)
●基本テーブルの寸法 1.80m×0.90m
●椅子のタイプ 通常イス・長イス・丸イス
■基本料金
*ワークショップや講座など、単独主催者さまの負担軽減を考えて《基本料金》を設定しています
それ以外の場合は、別途《追加料金》が発生致しますので、どうぞご了承ください*
​1h /  950円
2h /1,800円
3h /2,550円
4h /3,200円
5h /3,750円
1 日 /4,200円
​■追加料金 [パーティー・集まり・教室(生徒あり)・打合せ・企業イベントなどの場合]
■ドリンク¥300 ■ご用意ナシ¥200 ※小学生以下は100円引(0歳児は無料)
※上記のいずれか、人数分(教室は生徒分)の料金が発生致します    
※ 毎月開催の場合、不要 (キッチン使用のみ、¥100が人数分{教室は生徒分}発生致します)
※ キッチン使用の場合、ドリンクは不可となります
※ ドリンクをご用意の場合は、準備の関係で事前連絡をお願いします
■サービス時間
●準備として15分(パーティー・集まり・打合せ除く)
●仕込として10時~可能(カフェ・料理教室)
3h以上⇒1時間 2h半⇒30分 2h⇒15分

その他の利用、詳細はサイトからどうぞ。
「CLOVER plus」
http://cloverplus2014.wixsite.com/cloverplus
 

既に、単発や不定期だけでなく、様々な人がこの場を拠点にしていて、

定期的に開催されているものとしては、
【書き贈り 次回3/25】
【このんワンマンライブ次回3/25】
【f.k.t.cafe 】
【天然石・宝石の万華鏡WS】
【Merci Cafe 料理教室  次回2/24・25・26】
【パステル教室 毎月第3水】
【終活セミナー 】

などがあります。使い勝手の良さで講師陣に支持されている場。

【直近のイベント日程案内】
*2/18 ≪お料理女子会 * de 貸切≫
*2/19 ≪もち麦料理教室 * de 貸切≫
*2/25 ≪料理教室 * de 貸切≫
*2/26 ≪料理教室 * de 貸切≫
*3/10 ≪万華鏡 * ワークショップ≫
*3/11 ≪ワインパーティー * de 貸切≫
*3/15 ≪パステル和アート教室 *≫
*3/18 ≪料理教室 * de 貸切≫
*3/19 ≪料理教室 * de 貸切≫
*3/20 ≪料理教室 * de 貸切≫
*3/22 ≪万華鏡 * ワークショップ≫
*3/25 ≪このんワンマンライブ♪& 書き贈り≫
*3/30 ≪f.k.t.cafe * vegeと27アレルゲンレス≫
*4/15 ≪ペン字講座 *≫
*4/19 ≪パステル和アート教室 *≫
*4/22 ≪コラボイベント *≫
*5/17 ≪パステル和アート教室 *≫
*6/21 ≪パステル和アート教室 *≫

 

先月は、この貸しスペースで開催された読書会「川越読書旅団(K.R.B)」の模様を伝えたばかりです。

 

(読書会「川越読書旅団(K.R.B) -Kawagoe Reading Brigade-」毎月開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12241362039.html
 

そうそう、お店で様々なイベント開催されるだけでなく、

CLOVER plusがCLOVER plusとして他のイベントに出店する時もあって、いろんな展開をしてきたこれまで。「川越ハンドメイドの雑貨市」や「ままここ市」、いろんな場でCLOVER plusを見かけました。


 

(「第5回ベビー&キッズ マルシェ ままここ市」2015年12月5日開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12104390125.html

 

CLOVER plusの取り扱い作家の中にいる、「SHOKO」さん。というのは、

何を隠そう、CLOVER plusオーナーの篠原聖子さんのこと。
SHOKOさんは、パステルと色鉛筆のイラストを描く作家として活動していて、自身でお店をオープンさせたのがCLOVER plus。もちろん今でも作品制作は継続しています。

店内には、SHOKOさんコーナーがあり、いろんなものをモチーフに描いている中でも、

SHOKOさんと言えばやはり、ウサギや亀、お地蔵様など縁起物を描くことが多い。

何とも可愛らしいお地蔵様なのです。♪

 

 

 

 

 

自身が縁起物をテーマにして作品を制作することが多く、それをお店全体のテーマに広げたいというのは必然的な流れだったのかも。お店の変化はそういうことだったんです。

 

SHOKOさんの作家としての原点は小さい頃に遡ります。

小学生の頃から絵を描くのが好きで、

当時、時を同じくして、雑誌「詩とメルヘン」との出会いが大きな分岐点だったと振り返ります。

詩とメルヘンは、アンパンマンでお馴染みのやなせたかしさんが立ち上げた雑誌で、

SHOKOさんはその雑記を食い入るように見入り、詩にイラストに、夢中になって読んでいたのだそう。

「絵を描くだけでなく、詩も好きで当時から書いていました」

詩も絵も、そんな昔から触れていた。今の作風に、イラストと文字が入っているのは、そんな原体験が影響しているのでしょうね。

穏やかな気持ちにさせてくれるその作風には、

自身のためだけでなく、人に贈るためにオーダーする人も多くいて、

結婚・出産祝いや誕生日、新築祝いなどの記念日・お祝い事に、

オーダーメイドで絵と言葉を合わせた作品を制作しています。

中でも、SHOKOさんだからこそのオーダーだと思いますが、

その人の「大事な思い出」を絵にして欲しいというオーダーも舞い込んでくる。

どういうことかというと・・・

例えば、お母様の写真を持ち込んだ人は、写真の姿をそのまま写生するのではなく、

「母の元気だった頃、楽しそうにしている姿を描いて欲しい」と要望したりする。

つまり、記憶を絵に現して欲しいと。

一番好きなお母様の姿、あの時の姿、笑顔がまた見たい、

そう願うのは決して特別なことではなく、自然な思い。それをSHOKOさんに託すのだという。
「写真はあるけれど、思い出を絵として残したい方は多いんです」

そのためには、お母様にまつわる話しをじっくりと時間をかけて聞き、

相手の中にある、「あの時の姿」を絵にしていく。
そのようなオーダーを受けて制作しながら、
こういうCLOVER plusという場を作ろうと思ったのはとても挑戦的だと思いました。

そこにはどんなきっかけがあったのでしょう??

この場は初め、自身の制作アトリエにしようと考えていましたが、

いや、それだけでは勿体ない・・・
収まり切れない思いがむくむく湧き上がってくるのを感じた。

大変なことは承知しても、

「人と人を繋ぐ『場』を作りたい」

思いは定まって揺るがなかった。

そう思うようになったのは、特に、介護職に就いていた経験が大きかった、
印象的な場面に出会うことが多かったんです、とSHOKOさんは話します。

以前、自分の特技を活かし、レクリエーションとして

お年寄りにパステルを教えていたことがありました。
それまで絵を描いたことのないような人たちばかり、

初めは慣れず、自分にはできない、と口にする人たちが、

教えるうちにだんだんコツを掴んで楽しそうに自由に描いていくようになった。
その姿を見た時、

「こんなに人に喜んでもらえるなんて。自分が教えることでこんなに楽しそうにしてくれるなんて」と衝撃的な体験だった。
作家活動してきた中でも、味わったことのない感覚でした。
 

絵は人と人を具体的に繋ぐことができる、

その発見を、介護の現場で目の当たりにし、目の前がパッと広がるような感覚になった。
そうして一年間みんなで描き続けた絵、

最後にはそれをまとめてカレンダーを制作したのだそう。
初めは自分にできるのかしら?と話していた人がここまでできるようになった。

やってみれば意外にできるものね、と目を輝かせていた。

 

「絵でもなんでも、やってみればできるもの」

 

CLOVER plusに貸しスペースを作ったのは、いろんな人にさまざまな体験をしてもらいたい、

できるかしら?と迷っていても、やってみれば意外にできるもの、

ギャラリーで展示、教室の講師をしたり、習いに来たり、ぷちカフェ体験、委託販売、体験する場を作りたかった。

SHOKOさんはいつも明るく気さくな人。陽のオーラを発する人柄に、人が集まるのも必然かもしれません。

オープンから2年という時間の中で、大きな変化、というか話題としては、

CLOVER plusのマスコットキャラクターを生み出したことでしょう。

それは、SHOKOさんらしいキャラクターで、天使(Angel)とお地蔵様を掛け合わせた究極の縁起・・・

「Anji(アンジ)」です。!



Anjiは今後、立体展開されて店内に安置される、なんていう案も出てきて、

お店がパワースポット化していくかもしれませんね。

 

蓮馨寺の裏通りは、蓮馨寺に見守られた穏やかな空気が流れていて、

実は裏道散策に楽しいエリアで、「うらかわ」という言葉を、川越駅周辺の裏道にある個性的なお店、という定義を少し広げて捉えてもいいのではないかと思わせる。

蓮馨寺のうらかわなら、脇道を入った先に「カフェ1925」さんなどがあり、

裏通りを北に行けば、「松本醤油店」さん、「cafe蔵」さん、ガラスの「Blue moon」さんがあって、「川越ベーカリー楽楽」さんの方面へと道は続いて行く。

裏通りだけで、川越散策を満喫できてしまいます。

 

CLOVER plusがある場所からは、一番街へアクセスしやすく、

例えば店内貸しスペースを、一番街に観光に来た人が、ここで散策途中の休憩に使うこともできる。

自分たちだけで気兼ねなく場所を使いたいなら、

事前予約で『集まり』という時間貸しを利用すれば、休憩処としても独占して使えます。

家族で観光に来ていろんなお店に入っても、子どもの様子に周りの目がつい気になってしまう、そういう人は多いのではないでしょうか。

気兼ねなく、自分の家感覚で使用でき、ここに荷物を置いて散策に出かけることもできます。

遠方からの友人が川越に来られる、

そんな時に周りに気兼ねなく自宅感覚で使う空間としても良さそう。飲食の持ち込みも大丈夫です。自分仕様のカフェであり、自宅のように寛げる場所。
ここに荷物を置いて、手ぶらで歩いて回れるのが画期的。

 

この季節になると、CLOVER plusさんにも問い合わせが多くなるという毎年恒例の「川越つるし雛展」。市内数か所を会場にして、つるし雛が展示されているイベントは、CLOVER plusも会場の一つになっていて、今年も店内に展示されています。
今年は例年より会場が減りましたが、それでも力作揃いが各会場を彩っています。

 

 

 



2017年「川越つるし雛展」
■仲町観光案内所 “ つるし雛と貝合わせ ” ~ 3/7迄
■川越まつり会館(第2・4水休) “ つるし雛 ” ~ 3/7迄
■旧山崎家別邸(第1・3水休) “ ひな人形 壇飾り ” ~ 3/7迄
■クローバープラス(第1日・火休&3/1)“ つるし雛と 木目込&押絵雛と 御殿まり ” ~ 3/11迄
■小江戸蔵理 “ つるし飾り ” 3/2 ~ 3/8迄

いろんな使い方ができる多目的空間として始まったお店は、
人と人を結ぶ場所として、大きな展開をしてきました。

これからのCLOVER plusは・・・確固となった縁を大切にするお店として、これからも深まっていくでしょう。Anjiの活躍共々も楽しみです。♪

「CLOVER plus (クローバープラス) 」
川越仲町15-5
049-272-7783
mail clover.plus2014@gmail.com
OPEN 11:00-CLOSE 17:00
定休日 ≪火曜日・第1日曜日≫
夏季・冬季・臨時あり

http://cloverplus2014.wixsite.com/cloverplus