こんにちはインテリアコーディネーターの小島真子です
先日、ブログでもご紹介させていただいたイタリアンレストラン「ロタ・フォルトゥーナ」の施工が完了しました。
お店のコンセプトは”幸せが連なる空間”だったので、私は、上質な空間でありながらもホッとする落着き感や、高級感がありながらも敷居を上げず居心地の良さがある空間を作ろうと思いました
そのポイントとしては、
ヴィンテージ感を感じられるタイルとウッド柄を壁と床にMIX使い。
安っぽくカジュアルになりすぎない様に、照明効果で高級感を演出。
やわらかい木目調のアクセントとして、ゴールドとブラック使用。
木、タイル、ファブリック、スチールなど素材感をミックスする事で大人の遊び空間を。
麹町をモチーフにしたパターンを、バーカウンターや個室スペース等の壁に取り入れる。
演出のポイントとなる様なワインセラーを設置・中に誘導されるようなファザード作り。
を意識しました。
まず、外から見たときに照明がアイキャッチになるようカルテルの照明ブルームS1を取り入れました。
お店のコンセプトカラーであるゴールドとグリーンを、壁と照明を使い表現してます
待合席には贅沢にもカッシーナの412 CABチェアをコーディネート。
デザイナーのマリオペリーニさんがデザインしたこちらのチェアは、金属のフレームに厚革を被せる画期的な発想で、背もたれのフィット感と抜群の座り心地が特徴です
こうして受付から全体を見ると、グリーン・ホワイト・レッドでさりげなくイタリアンカラーになっていますね。床にはヘリンボーン柄が採用されているので、視覚効果で受付から席まで自然と誘導されてしまいます
店内に入るとこのような感じになっています。
チェアは、カリガリスのフィラデルフィアを使用しました。
高級感を出すために背もたれが高いチェアを選びましたが、小立になっているため圧迫感がなく広々とした空間を作ることができました
オープンキッチンに面したカウンターには、オブジェになるようなアイテムとしてマジスのスツールワンを取り入れました。
ちなみに、店内の柱部分に飾ってあるものは、サイ・トゥオンブリーさんの作品です。今注目を集めるアーティストのひとりですよ
照明には、トムディクソンのビートファットペンダントを使用。ブラックのシェードが空間を引き締め、打痕模様のゴールドがラグジュアリー感を演出してくれます
必要に応じて個室を作れるように、間仕切りカーテンを設置
カーテン生地には、アクタスのファブリックブランド、ファブリシアシリーズを採用。
適度に透け感があるため、空間を圧迫することなくプライベートな空間を楽しめます。
アクセントウォールには、麹室として栄えた麹町にちなみ、麹蓋の積み方をパターン化したイメージモチーフが表現されています。
トイレには、テシードのダマスク壁紙を採用。
モザイク柄のような白ベースに、ラメが適度に入っているため高級感と清涼感がプラスされます
ブロンズ色の自動水栓はカクダイのものを使用。これ探すの大変だったんです
今回のコーディネートは、オーナー、支配人、シェフ、設計士、デザイナーの方々と、意見を交えながらみんなで作ったので、他にはないとても素敵な空間に仕上がりました。
みなさんも、お近くの際はぜひお立ち寄りください。
【ロタ・フォルトゥーナ】
有楽町麹町駅から徒歩3分/東京都千代田区麹町3-2-3-1F
03-5213-4952
今日も私の記事を読んでくれて ありがとうございます