発明と奇跡 --- 無から有 | 『 真理は自然の中に在り 』
『精神文明と奇跡』
政木和三

第4章 心の構え

発明と奇跡

--- 無から有 ---

 発明をする人は数種から何十種もの新製品を作り出すことができるが、発明をしない人は一生かかっても何一つ発明品を作らない。

 現在の大会社の社長、会長は、前世においても城主であり、国王であったように、何回輪廻転生しても一国一城の主(あるじ)となっている。ただ、その前世において、他人に幸福を与えたか否かによって、今世の地位が決まっているようである。いつも管理者として生まれ出る人、また、発明者となる人、これらは神の定めた職業かも知れない。

 発明者も超能力者も、その能力は、自分の肉体が持つ教養を基本として展開してゆく。例えば、一の教養を持つ超能力者がその百倍の力として、一〇〇の力がでるとすれば、若きころに多くの修行と研鑽(けんさん)によって百の教養を持つとすれば、その百倍の能力として一〇〇〇〇の力を発揮することができる。

 自分に不思議な力があると思う人々は、他の一般人よりも、より多くの教養を身につけることによって、社会により大きく貢献することが可能となる。

 スプーン曲げブームのとき、ある少年は勉強しなくても漢字が自然に書けたり、算数が運算が間違っていても答だけが合うのを得意としていたが、その少年に、

 『君の力を最高に発揮するために、友人よりもよけいに勉強しなさい。そうすれば、その勉強した力は、友達は一対一の力だが、君はその百倍、千倍の力となるから』と言ったことがあった。

 天才とは生まれつきの人はほとんどいない。人に知られずになした努力の結晶である。昔から、天才の九十九パーセントは努力であると言われている通りだと思う。発明王エジソンの場合も、少年時代、青年時代を通じて、寝る時間をさいてまでの研究と実験が実ったものである。発明をするには、あらゆる現象に対して疑問を持つことが必要である。身の回りの日常茶飯事を、あたりまえのことだと思えば発明はできない。

 1+1はなぜ2になるのかと質問し、先生を困らせたエジソンの話は有名である。科学は、発明発見によってのみ進歩するものであり、疑問を持たぬ研究者には進歩はあり得ないものであろう。

 疑問を持つとしても、はるかな偉大なものを求めるのではなく、自分の身近な現象に目を止めればよい。たとえば雨の日に、しずくが石に当たって飛び散る風景を見て、俳人のような気持ちで眺めるもよいが、科学研究にたずさわる者は、その雨滴が石に衝突した瞬間を、十万分の一秒ぐらいの光速度カメラで撮影しているような感じで解明したいものである。

 また、道路近くを流れる小川を、落葉がいろいろな方向に流れてゆく。その後を追いかけて、何故あのような運動をするのかと、究明するのも、発明家の心構えではないだろうか。

 戦前の日本のトップピアニストのH氏が、当時新設されたデパートのエスカレーターのそばに立っていた。お弟子さんの一人が会って、それを上がって行き、用事をすませて一時間後にそこに来ると、H先生は、まだエスカレーターのところに立っている。先生が、

 『これは不思議だよ。階段があとからあとから、いくらでも出てくる。不思議なものだ』と、いったということだ。

 音楽を探求し、超一流となる人には、このように当然のことが不思議だと思えるものである。そこに次の新しいものが沸き出すものであると思う。身の回りにおきる出来ごとを当然のことと思ってしまえば、それ以上進歩することはないが、当然のことにも不審をいだくことが、発明発見のもとになるものだ。

 筆者は子供のころからどんなことでも不思議に思い、何故だろう、不思議だな? と、渾名(あだな)されるぐらいいつも不思議がっていた。発明をするには、あらゆることに疑問を持たねばならない。当たりまえのことでも不思議がる気持ちが必要である。この気持ちは四十歳になっても、六十歳になっても続いている。

 1= 宇宙の果ての真空の中はどんなのだろうか?

 2= 水に熱を加えたとき熱は水の分子にどのような影響を与え、どのような部分が熱を感ずるのだろう。水の分子間隔が変化するのか。H2Oの電子と核の距離が変わるのか?

 3= 引力とか重力はどうして発生するのだろうか?

 4= 原子はどこで作られたのだろうか?

 5= 何もない世界には時間もないと言うが?

 6= 光はどうして伝わるのだろう?
   光は、光粒子、または光波と考えられているが、もし粒子であればどんな形であろうか?
   そして、回転して進むのだろうか、無回転でで進行するのだろうか。
   また速度はいつも一定だろうか?
   磁力とは粒子か線か。そして媒体は何だろうか。そして生命とは関係あるのか?

 7= 香りの本質はそしてその波長は?

 8= 電流や光も、飽和現象を起こすのだろうか?

 9= 人間の生命の本体は、等々、わからないことばかりである。そしてさらに、

 10= 時間はどうして経(た)つのだろうか。時間は物質か波動か?

 等々いくらでも疑問がわき出てくる。

 身近な例として、ゴルフを始めたころは、ボールが四十五度ぐらいも右に曲がった。まっすぐに打とうとすると、こんどは左に曲がり出した。いろんな人に聞いても、誰も正解を教えてくれなかった。

 ボールは決してボールの意志によって右や左に曲がってゆくものではない。そのように飛ぶ原因は、インパクトの瞬間に打つ本人が作っているものであって、ボールは忠実にその方向に飛び出すはずである。だから、その曲がる原因がわかれば、それを無くすればよいと思い研究を始めた。実験装置を造り、ボールとクラブヘッドの当たる瞬間の現象を調べて、全て氷解した。

 よい発明品の構造は、最もシンプルなものでなくてはならない。たとえば、電子計算機では、人間の一年分の計算を数秒間でやってしまうが、コンピューターの中で計算する数字は、0と1しかない。すなわち二進法ですべての計算を行っている。

 三歳児でも一つだったらかぞえられるだろうし、間違えることもないだろう。コンピューターは、一の数しか計算することができない幼稚な頭を持ちながら、人間の数千人分の計算を瞬時にやってしまうことができる。これは、最も信頼性があって精巧なものほど、その構造はシンプルであることをあらわしている。

 私の現在までの発明品は五百種以上もあるが、それらはすべてインスピレーションによって十秒間ぐらいで造られたものである。思いもよらぬ新製品の設計図が、頭の中にこつ然と浮かび、それが二次、三次の改良がなされ、十分後にはもう完成品としての設計図が得られ、現物を試作すればそのまま商品として通用するものである。

精神文明と奇跡 042


 例えば、神経低周波治療器ヘルスアップ・ビメークの場合も、『キリストのように手を差しのべるだけで病気を治すものを造れ、ただしキリストは超能力者だが、一般人にそれと同じ力が得られるものを造れ』の意志によって、最低の部品数の治療器ができた。それを公立病院で治験例をとって貰うと、九〇パーセント以上の有効性が認められた。

 またバイオリズムを表示するバイオメートも、十秒間ぐらいで完成して、それを市販するとバイオリズム協会からいろんな文献を送って頂き、バイオリズムが世界的に研究されていることを知ったわけである。ただ、協会のもと、私の造ったバイオメーターの間に半日のずれがあったので、それを訂正して現在のバイオメートとなった。

 発明品は多くあるが私は特許申請だけして、権利としては収得しないようにしている。ある一流の会社から、

 『あなたの出願書が公開されると、それを基本として新製品を開発する指令を出したが、多くの成果を得ています』との報告もあった。

 発明はいくらでもできる。多い日には、一日に二十件以上の発明と実用新案ができたこともある。これらも一つの奇跡かも知れない。

 一九五〇年、天玉尊先生を知ってからは、常識では考えられぬ奇跡が続出した。

 またゴルフの話になるが、昭和五十五年一月二日伏尾ゴルフクラブの『初ゆめ杯』の日、第一打に力が入り、大きく左に切れて深い谷底へOBとなった。このボールは新品のマックスフライの8番であった。それに私のイニシャルMを今朝フロントで書き入れたばかりのものである。そのボールが、次の瞬間にポケットへもどってきた。そして、インスピレーション。

 その打法では、力(りき)むと左へボールが飛び出す。その方法をやめて新しい打ち方をせよと、十ヵ条の教えがあった。それが今回発刊した『直線軌道スイング』である。この新しい打ち方をすれば、ボールは真っすぐにしか飛ばない。そして飛距離も十分に出る。筆者は六十四歳で二百九十メーター飛ばしたこともある。

 この打ち方は、拳法、野球、テニス、居合術等すべての極意に通ずることを知らされたが、私は拳法も居合術も知らない。ただ私は若いころから骨身惜しまず、他人の研究に協力した。自分の時間を犠牲にしてまでその人のための試作実験を行ったために、自分の専門外のことを多く知ることになった。その専門外の学問が現在の多種多様の発明の原動力となっている。



第三刷発行:昭和五七年九月二十日
著者:政木和三
発行者:後藤房子
発行所:日新社 岡山市尾上二七七〇 電話〇八六二(八四)二一二一
印刷書:山陽印刷株式会社 岡山市中山下二丁目五-五〇-一〇一





 政木和三先生とのご縁の始まりは、昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)、その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました超強力 神経波磁力線発生器(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリングと、すべての御販売は㈲政木研究所、㈱ケントにて)の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 以前に紹介させて頂きました政木先生の廃刊御著書『精神エネルギー』よりも更に5年前にご発刊なされました廃刊作品『精神文明と奇跡』を、政木先生からのお教えである『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』との仰せを引き続き継承するため、これから毎日少しずつではありますが紹介させて頂きますので、皆様には再度、暫しのお付き合いの程、何卒、宜しくお願い申し上げます。

深謝
m(__)m





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